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2012年12月18日火曜日

坂のある風景

京王井の頭線の駅近くにある坂道で描く。
午前のまだ早い時刻で、これから通勤か、買い物か、
よく分からないが駅に向かう人が時々通りかかる。

賑やかな繁華街のある街から一駅乗っただけで、
この辺りは静かで落ち着いた雰囲気のある住宅街が
続く。駅舎が新しくなってから、かなり経っているので
駅前の様子もかなり変わってしまったのだろうが、
以前と変わらないものがある。
それが地形や地勢というもので、絵を描くときに大事
にしたいものの一つだ。


31.Oct.2012.   P6 ダーマートグラフ
透明水彩  画用紙



2012年11月30日金曜日

秋の川辺

東京の郊外にある上水の川辺に出掛けて描いた一枚。
10月も末の頃で、木々の葉も少しずつ色が変わってきた。
今年の梅雨は、あまり雨が降らなかったためか、緑の色が
明るく見えるようだ。
夏の頃は、水遊びに昂じていた子供たちの声も聞こえなく
なり、静かな1日だった。


31.Oct.2012.  P6 ダーマトグラフ 透明水彩  画用紙


2012年11月2日金曜日

八月の暑い日に

スケッチ会の下見で、東京の北多摩地区にある某私立大学を
訪ねる。
この大学のキャンパスには、昭和初期に建てられたロマネスク
様式の建物がたくさんある。中でも講堂として建てられた建物は
威風堂々として重厚な造りだが、何か温かみのある感じがする。

武蔵野の雑木林を思わせる自然林にも恵まれていて、暑い時期
でも木陰にはいると涼しい感じがするところだ。近くの幼稚園児の
一団が遠足にきたのか遊んでいる姿をみたり、子供連れの若い
母親が幾組みも連れ立って散歩している様子など、とても微笑ま
しい。

29.Aug.2012.  P6
  ダーマトグラフ
透明水彩  水彩紙

川越の路地裏

スケッチ会の遠足で、川越にでかける。下見に行ったときに
見つけた路地で古い家並みを描くことにした。
人通りの少ない狭い道から駐車場になっている場所に入ら

せてもらってしばしスケッチ。
その場描いた簡単なスケッチから、リタッチして彩色したもの。


3.Oct.2012.   P6 ダーマトグラフ 
透明水彩  水彩紙

2012年9月23日日曜日

加藤正三郎 第9回個展のお知らせ

オルベラ遠望 F8 水彩

2004年秋に初めて個展を開いてから、今年で9回目を迎えます。

今回は、4月下旬にスペインのアンダルシア地方を旅しながら描

いた、スケッチと水彩画を中心に、数年前からはじめた油彩画も

展示する計画です。

お近くにお住まいでしたら、どうぞご覧いただけると幸いです。


又ご希望の方には、案内はがきをお送りしますので、ご連絡くだ

さい。

 ご希望の方は、こちらから→
メール



・とき    2012年10月9日(火)-10月14日(日)

       
AM11:00-PM6:00 最終日はPM4:00まで


・ところ  ギャラリーベルハウス

       東京都東村山市栄町2-27-4
TEL 042-393-9501


最寄り駅 高田馬場より西武新宿線 久米川駅南口下車5分


       
急行・準急 本川越か新所沢行きで、30分



2012年9月18日火曜日

春雷・モンテフリオを発つ朝

いろいろな思い出で詰まったモンテフリオを発つ朝、バスが
曲がり角で少し停まっていた時間に描いた一枚。
急に雲行きが怪しくなり雷鳴も遠くから聞こえる。雨が降る

前触れか、風が強くなり木々の梢が大きく揺れているのが
見える。

24.Apr.2012.-18.Sep.2012.SM  レタリングペン2.0
ワットマン水彩紙 中目  シュミンケ透明水彩

午後のひととき・モンテフリオで

モンテフリオの町を歩いた中でも、南側斜面に建つ家を眺め
ながらすごした午後のひとときを思い出す。昼時をだいぶ過
ぎていただろか、時折、ラテンの賑やかな曲が聞こえてくるが、
あとは静かな時間がすぎていく。
道端にとめてある自動車の傍で先ほどから話しかける人の姿。
こちらに気がついて手を振ってくれる。

23.Apr.2012-18.Sep.2012.SM  レタリングペン2.0
ワットマン水彩紙 中目 シュミンケ透明水彩

2012年9月1日土曜日

モンテフリオの路地

坂の町モンテフリオを歩いていくと、狭い路地裏の道にでる。
この日は朝から日差しの強い日で、日なたで描いている
よりも日陰になっているところが穏やかな気持ちにさせてく

れる。
急な坂道の上に立って、見下ろしの突き当たりに、何か描き

たくなる家がみつかった。
暫くすると、右手の家から腰の曲がったおばあちゃんが現れ、

声を掛けてくれる。どこか買い物にでも出掛けるようだ。

23.Apr.2012-01.Sep.2012  レタリングペン  透明水彩
モロー水彩紙  F6

ロンダ遠望

ロンダの町で過ごした数日の間、何度か眺めた見下ろしの風景を
描く。深い渓谷の間に架けられた石橋を渡り、旧市街から新市街
の方向を眺める。午後六時を過ぎているのになかなか日が暮れず、
いつまでも明るい。

27.Apr.2012-01.Sep.2012  レタリングペン 透明水彩
モロー水彩紙  F6

2012年8月26日日曜日

モンテフリオにて

モンテフリオの町に三泊していろいろなところを描いて来た。
古い町並みの残る町中もいいが、町から少し離れたところに広がる

自然がすばらしい。
スペインに限らず、ヨーロッパにある数多くの村や町の中で訪ねて

歩いたのはほんの僅かにすぎないが、どこの町でも村でも、「ここが
一番いいところだよ」という地元の人の話を聞くことが多い。
モンテフリオの町も、そのひとつで、また訪ねてみたくなる所だ。


23.Apr.2012-22.Aug.2012  F6 レタリングペン2.0ミリ 透明水彩
モロー水彩紙  細目

町へ続く道 2

スペインのモンテフリオで泊まったホテル近くの風景を描いてみた。
夕刻の空はだんだん明るさを失いつつある。ホテルの建物の裏手
には、畑があり、遠くの丘の上まで広がるオリーブ畑が見渡せる。
この道を降りていったところに、モンテフリオの旧市街に続く小さな
橋が架かっていて、町へ続く道の分岐点になっている。
静かな夕暮れの眺めを見ていて、何気ない風景の中にある美しさ
に気づかされたひと時だった。


23.Apr.2012-22.Aug.2012. F6 レタリングペン2.0ミリ  透明水彩
モロー水彩紙 細目


2012年8月22日水曜日

モンテフリオの家並み

モンテフリオの町は、朝の風景がいい。スペインの太陽のせいか、
日差しが強くて影がくっきりとみえている。
この日は、時間も早いためか、あまり人の姿をみなかったが、町

の高台にある教会の前の広場まで来ると、老人が何人か話をして
いる。話し声が遠くから聞こえてくるほど、元気がいいお年寄りば
かりだ。広場から見える家並みを描いてみた。

22.Apr.2012-22.Aug.2012 F6  レンリングペン2.0
透明水彩  モロー水彩紙

2012年8月21日火曜日

アルハンブラ宮殿にて

スペインを旅して絵を描くという願ってもない機会に恵まれて
日本を発ったのが四月下旬。
二日目の昼近くに、アルハンブラ宮殿に寄って観光することに
なっていた。観光ツアーで入る入り口とは違うところへ案内する
というので、現地ガイドの後について歩き出す。スペインのこの
辺りでは、新緑が綺麗な季節のようで、緑のトンネルを行く気持
ちになる。
歩き出してまもなく、ふと右手を見ると、見学がすんだのか、思い
思いにくつろいでいる人の姿がある。これからの旅に夢が膨らむ
そんな気分にさせてくれる。太陽と緑と気持ちの良い空気を楽し
みながらスケッチをする。


21.Apr.2012-21.Aug.2012  F6  レタリングペン2.0ミリ
透明水彩  モロー水彩紙

2012年8月14日火曜日

ロンダの旧市街にて2

先ほどの場所(旧市街にて1)石畳の道を下っていくと、道が
大きく左手に曲がっている。その辺りから振り返ってみると、
急坂の上に見上げるほどの高い家があって、路地に落ちる
影が建物の壁の色とコントラストを際立てている。
ロンダに滞在中に、何度も行き来したこの道で、明暗の綺麗

な時間を楽しみながらスケッチしたのを思い出す。

27.Apr.2012-14.Aug.2012 P6  ダーマートグラフ
透明水彩  画用紙

ロンダの旧市街にて


この日も朝から天気が良い。旧市街に来て見ると、
メインの通りから外れた路地は、人影もなく静かな佇まい。
最初に目に留まったのがこの眺めだ。高い建物の影が
路地を斜めに横切っていて、なんとも魅力的な風景だ。
路地の右側に寄って、左斜めに高い建物を描いてみた。


27.Apr.2012-14.Aug.2012 P6  ダーマートグラフ
透明水彩  画用紙

2012年8月13日月曜日

マラガのレストラン

スペインの最後の滞在地マラガで、市内を散策する。マラガはピカソ
が生まれた町で、幼年時代をここで過ごしていることから、市内には
ピカソの生家が残っている。また、作品を収蔵した美術館もあって、
前から行ってみたい町の一つだった。
ピカソが子供時代に良く遊んだ広場があって、今でも鳩の群れが餌

を啄んでいる。ピカソの手になる鳩のデッサンは、有名な絵の一つ。
この店は、市内では有名なレストランらしく、マラガの地元料理を食

べさせるところのようだ。名前は、MARIANOという。

28.Apr.2012.-13.Aug.2012 P6 ダーマートグラフ
透明水彩  画用紙

2012年8月11日土曜日

午後の中庭 2

スペイン旅行の二日目。前夜泊まったトレモリーノスから
モンテフリオの町へ移動する途中で、グラナダに寄る。
アルハンブラ宮殿を観光しながら散策して回る。幾何学
模様のイスラム建築の粋を堪能してから、宮殿の中庭に
下りる。
噴水には水が湛えられていて、木陰を渡る風が涼しい。
アルハンブラ宮殿のいたるところに噴水や池の設備が施
されていて、当時のサルタンの富と権力を象徴的に示し
ているようだ。

21.Apr.2012-08.Aug.2012.  P6
 ダーマートグラフ  透明水彩

夕暮れ時

スペイン滞在二日目。前夜泊まったトレモリーノスの街から、モンテ
フリオへ移動する
途中でグラナダに立ち寄って、アルハンブラ宮殿の中を見て回る。

バスの運転手が偶然にもアルバイシン地区の出身で、アルハンブ
ラ宮殿を展望することができる広場へと案内してくれることになる。
この辺りは、イスラム系の人が多く住む地区で、広場のまわりは

とても賑わっている。しばらく街の中を散策しているうちに、日が
だいぶ傾いてきて、あたりも暗くなってきた。
日本とは違って当地では、犬の糞を片付ける習慣がないので、
気をつけて歩かないといけない。

21.Apr.2012-07.Aug.2012 レタリングペン 透明水彩
モロー水彩紙細目
  P6

アルコスの路地にて

スペインのロンダに滞在中、アルコス・デ・ラ・フロンテーラArcos de la Frontera へ、一日かけてスケッチに出掛ける。ロンダ
の街からバスで一時間ほどで、遠くから見上げるような丘の上に立
つ町並みが見えてくる。

旅行社のはからいで、パラドール・デ・ラ・フロンテーラParador
 Arcosde la Fronteraのテラスから絶景の眺めを描かせて貰
えることになった。
テラスから崖下を見下ろす景色は最高なのだが、生憎の強風で

画材を置いて落ち着いて描くこともままならない。
ここでの時間をあきらめて、街中の路地を歩いてみることにする。

結果として、これが自分にとっては正解で、落ち着いて対象に向
かい合えることができた。
海外で時間に縛られて絵を描くとき、何かここでものにしなければ

と思い込んでしまうと碌なことはない。その場の環境や天候に合わ
せて、目の前にあるものを受け入れ、どんなものでも選ばずに向

き合ってみる方が、予想外に印象深い時間がすごせるように思う。

26.Apr.2012-08.Aug.2012 ダーマートグラフ  P6
透明水彩  画用紙

2012年8月7日火曜日

朝の光 2

スペインのモンテフリオという町の教会に続く道を描く。横位置に
使って左右に広がる空間を表現してみた。いつも比べてみて感じ
るのだが、同じ場所で描いた縦位置の絵とはかなり雰囲気が変
わって見える。
22.Apr.2012-07.Aug.2012    P6  画用紙
ダーマトグラフ 透明水彩

2012年8月1日水曜日

午後の中庭

スペイン旅行の二日目。前夜泊まったトレモリーノスからモンテフリオ
の町へ移動する途中で、グラナダに寄る。
アルハンブラ宮殿を観光しながら散策して回る。幾何学模様のイスラ

ム建築の粋を堪能してから、宮殿の中庭に下りる。噴水には水が湛
られていて、木陰を渡る風が涼しい。アルハンブラ宮殿のいたると
ろに噴水や池の設備が施されていて、当時のサルタンの富と権力
象徴的に示しているようだ。
21.Apr.2012-31.Jul.2012.  P6
 ダーマートグラフ  透明水彩

2012年7月31日火曜日

ロンダの川岸から2

スペインのロンダの町を歩きながら、風景を描いてすごす。
旧市街の川沿いの道を下へ降りていくと、アーチ形の城門が
あって、その袂から石段を降りていくと、また小さな石橋が架
かっている。このあたりまでくると家並みの様子もだいぶ違っ
ていて、古い石造りの家が建っている。
振り返ってみると、旧市街の町並みが崖の上に広がっている
のが見える。
4月の下旬にもかかわらず大層暑い日で、じっとしていると汗
が滴り落ちてきた。

27.Apr.2012-31.Jul.2012   P6レタリングペン 透明水彩
モロー水彩紙細目185kg

2012年7月30日月曜日

ロンダの川岸から

スペインのロンダに泊まって三日目。ヌエボ橋を渡って旧市街に
入り、坂道を降りて川岸のところまで足を伸ばしてみた。この辺り
まで来ると、旧市街の町並みと違って、のんびりとした感じの田園
風景が広がっている。
川向こうの牧場では、乗馬の練習をしているのか何頭もの馬と厩
舎が見える。川沿いの道を東に進み振り返ってみると旧市街の家
並みが遠くに見える。川までは見下ろしだが、そこからは崖の上ま
で斜面が上っている風景で、早速書いてみることにした。

27.Apr.2012.-30.Jul.2012.   P6
  ダーマートグラフ  透明水彩

町へ続く道

スペインのモンテフリオ(Montefrio )の町で、絵を描き
ながら一日すごし、夕刻になったので、宿へ戻ることに
した。
崖の上に立つヴィラ教会の建物が木立の間から見えて
いる。この町も、朝早くと夕刻の景色がすばらしい。

22.Apr.2012.-30.Jul.2012.
ダーマートグラフ  画用紙   透明水彩  P6

赤い車のある路地裏

スペインのモンテフリオという町で見た風景。石造りの家が並ぶ
路地裏を歩いていると一軒の家の前に赤い車が止っている。
これから何処かへ出掛けるところなのか子供の声もする。暫く
すると、五歳くらいの小さな女の子と、そのお兄ちゃんらしい二人
が出てきて、サッカーボールを蹴るお兄ちゃんの傍らで何か話し
かけている。
近づいてきた二人に絵を見せてあげると、ここが自分たちの家で、
車もそうなのだというようなことを話してくれた。お父さんらしい人
が出てきて、三人で出掛けるところらしい。

22.Apr.2012.-30.Jul.2012.  ダーマートグラフ  P6
透明水彩  画用紙

2012年7月29日日曜日

船溜りの風景

構造物のある風景の作例で描いたもの。ペンと水彩の組み合わせで、
水の映りを中心にしてみた。
29.Jul.2012.  P6 モロー水彩紙細目 透明水彩  レタリングペン

2012年7月26日木曜日

ガードのある風景

構造物のある風景を描く。道路に対して斜めに掛かっている橋の下が
ガードになっていて、それを左側手前のあたりから見上げている風景だ。
橋やガードにかかわらず、構造物や建物を描くときに見誤りがちなのが
斜めの傾きや角度だ。
横の寸法は、割合と正確によみとれるが、縦方向の長さや斜めの角度を
正確に掴むのは難しい。
この絵を描くときにも、二度ほど間違えて描きなおしているが、こうした
ものを練習するには、もってこいの題材だ。
2012.7.24. A4 レタリングペン 透明水彩 モロー水彩紙細目300㎏

2012年7月22日日曜日

ロンダのヌエボ橋で

スペイン滞在八日目。ロンダの町を一日かけて歩いて、絵を描く
ことにする。
朝早くヌエボ橋を渡って旧市街へ行ってみる。「ヌエボ」とは、ヌゥ

オーボ、新しいという意味のスペイン語だ。深い峡谷に隔てられた
二つの街を繋ぐ生命線とも呼べる場所。ここからの朝の眺めが
格別で、人の姿のない時間に、すばらしい眺めをゆっくりと堪能
することができた。
27.Apr.2012.-18.Jul.2012.  レタリングペン   F6
モロー水彩紙細目 透明水彩

2012年7月17日火曜日

新宿区中落合・寺斉橋ふきん

地下鉄大江戸線の中井駅から、西武新宿線へ乗り換えるときに
通る橋で、名前を調べたら、寺斉橋というらしい。
下を流れる川が妙少寺川。駅から駅へと行きかう人の流れがあり、
商店街もなかなか賑わいがある。
橋近くの喫茶店の二階から見下ろした風景を描いてみた。

05.Jul.2012.-17.Jul.2012. ダーマートグラフ  P6
透明水彩 画用紙

2012年7月10日火曜日

分かれ道

スペイン滞在4日目。今日も終日モンテフリオですごす。ホテルのある
町外れまで続く道の途中に、いくつかわかれ道があるが、ここもその
ひとつ。このあたりから振り返ってみると崖の上のヴィラ教会がよく
見える。
歩きつかれて休みたくなり、ホテルに戻る前に描いた、この日最後の
一枚。
23.Apr.2012.-10.Jul.2012. ダーマトグラフ   P6
透明水彩  画用紙

朝の光

前日にロケハンしてあったので、おおよその見当は
ついていた。モンテフリオの町の中心にある広場まで

降りてから、東よりの道を選んで坂を上っていく。
なかなかの勾配で、まだ坂道になれてないせいもあ
り息が切れてくる。
休みながら歩いていくと視界が開けて教会の建物が

見えてきた。建物や道にできた影がとても魅力的で、
スペインに来て一枚目のスケッチを始める。


22.Apr.2012.-10.Jul.2012. ダーマトグラフ  P6
 透明水彩  画用紙

2012年7月7日土曜日

昼下がりの路地

外国の見知らぬ町で困るのは、用を足すのに不自由なことだ。
モンテフリオ(
Montefurio)の町はずれにあるホテルに泊まった
ものの、ホテルから町の中心まで歩いて15分ほどかかる。
急に用を足したいと思っても、ホテルの部屋へ戻るには、20分
以上はかかる。近くに店があれば、飲み物を頼んで借りること
もできるが、スペインの地では、シエスタ(午睡、午後の休憩)
というのがある。
バールのような店でも大きなレストランでも、余程のことない限り、
昼下がりの2~3時間は、みな閉めてしまう。郷に入れば、郷に
従えとは云うものの、その土地の習慣をつい忘れてしまう。
この時は、一番高いところにある教会付属?のレストランのトイ
レが開いていたので助かった。

22.Apr.2012.-07.Jul.2012.  レタリングペン2.0   F6
透明水彩  モロー水彩紙・細目

オリーブの木のある曲がり道

モンテフリオ(Montefurio)の村の中を歩きつかれて、緑のある
風景を見ようと少し高いところへ上ってきた。
モンテフリオの村が一望できる丘の上まであがってくると、道が

カーブしたところに展望台のような小さな広場がある。小さな椅
子もあって、観光に訪れる人たちの為だろうか。高い木の下に
日陰ができている。そこで汗がひけるまで一休み。
上ってきた道を振り返って見た眺めを描く。菜の花のような鮮や

かな黄色の中にオリーブの木が立っていて、午後の日差しがま
ぶしい。22.Apr.2012-07.Jul.2012. ダーマートグラフ  P6
 透明水彩  画用紙

2012年7月4日水曜日

オリーブ畑から

スペイン滞在三日目。モンテフリオの村が一望できる丘の上に
上がってみると、そこは一面のオリーブ畑。旅行中、アンダルシア
のどの町を通っても、丘や山の至る所にオリーブの木が育てられ
ているのに驚いた。
木々の間に見え隠れするモンテフリオの家並みを見ながら、オリ

ーブの木を描いてみた。


22.Apr.2012.   P6  ダーマトグラフ  透明水彩  画用紙

2012年7月2日月曜日

ロンダの広場にて

スペイン滞在六日目。ロンダの旧市街を歩く。ヌエボ橋と闘牛発祥の
地として有名なロンダの街だが、そのヌエボ橋の掛かる渓谷の一番
下からの絶景が有名だ。
100メートル余りの落差がある渓谷の一番下まで降りていける急な

坂道がある。その崖沿いの道が始まる辺りに小さな広場があって、
その一角にあるレストランのあたりの眺めを描くことにした。
観光客が馬車に揺られて通り過ぎていく音や、広場で先ほどから弾

き語りしているギター音色を聞きながら、日陰に立つこと、15分ほど
で描きあげた一枚だ。
25.Apr.2012. F0  モロー水彩紙細目
レタリングペン2.0  透明水彩

2012年6月22日金曜日

プールサイドの朝

前夜泊まったトレモリーノス(Torremolinos)のホテルの一階に、
に面したプールがある。食事の前に行ってみると、朝日がプールの
に映って眩しい。
夏の時期にはリゾート地として賑わいのあるところらしく、とても眺め
が良い。
あまりにも映りがきれいに見えるので、スケッチした一枚。


21.Apr.2012.    F0  レタリングペン2.0 
モロー水彩紙 透明水彩


2012年6月19日火曜日

雨の御苑2

台風が近づいていて、東京でも雨が降り出した。明日は、スケッチ会
を予定しているが、天気が気になる。雨降りの風景を描く計画を立て
ているが、無事にできると良いが。
19.Jun.2012.  P6 ダーマートグラフ
透明水彩  画用紙


2012年6月17日日曜日

雨の新宿御苑

梅雨の季節、やはり雨が多い。公園の庭にも樹木や池にも雨が降り
続き、煙ったようにかすんで見える。訪れる人もまばらで、静かな池
のほとりを眺めながら描く。
17.Jun.2012.   SM  ダーマートグラフ  透明水彩  画用紙

2012年5月30日水曜日

雨の交差点

いつも良く行く珈琲店から眺め。今年の東京は、いつになく雨が
多い。
雨だけでなく、突風が吹き荒れる日もあって、通りを歩くときも

気をつけないと危ない。
雨の日には、雨の日でないと、描けない絵があるように思う。

このときも、そんなことを感じさせてくれる風景が広がっていた。

27.May.2012.   F4  レタリングペン2.0
透明水彩 モロー水彩紙


2012年5月29日火曜日

初夏の日差し

新緑が一日一日と緑を濃くしていく季節。一週間まえの色とは
ずいぶん変わって見える。
午前中の日差しが一番綺麗に見えるひと時、何度もたずねて
いる岸辺から描いてみた。

29.May.2012.  P6 ダーマトグラフ
透明水彩  画用紙

2012年5月21日月曜日

サイカチの木の下で

近くを流れる川の源流にあたる場所。以前はこの辺りに、サイカチの
木々が見られたところから、それに因んだ地名で呼ばれている。
大雨が何日も続くと池のような姿を現すことがある。昔の様子を偲ば

せる雰囲気の残る数少ない場所の一つだ。


17.May.2012.  P6  ダーマトグラフ  透明水彩  画用紙

2012年5月9日水曜日

アルコスの村

2012年の4月にスペインのアンダルシア地方を旅して訪れた
白い家の村、アルコス。着いたのが、午後の2時ころで、
「シエスタ」と呼ばれている午後休みのひと時。バールは、
どこも店じまいしていた。初夏を思わせる暑い日差しの中で
傘をさして描いたのを思い出す。


26.Apr.2012.   SM レタリングペン  透明水彩
ワットマン水彩紙

2012年5月4日金曜日

アンダルシアの白い家

四月下旬にスペインのアンダルシア地方にスケッチ旅行に出掛ける。
アンダルシアに点在する白い家の村を訪ねて描いたうちの一枚。

スペインの空は抜けるように高く澄んでいて、日差しの明るさが際立
っている。日陰がない畑の中で、傘をさして、ようやくできた日陰の中
で描く。
26.Apr.2012.-04.May.2012.  レタリングペン  透明水彩
ワットマン水彩紙  SM


2012年5月2日水曜日

新緑の渓谷

五月の御岳渓谷を訪ねる。渓谷の遊歩道沿いに並ぶ木々の緑が、
鮮やかに輝く季節。
紅葉の頃もいいが、日一日と変わっていく緑を眺めるのも気持ち

よい。
02.May.2012.  P6 ダーマートグラフ 透明水彩  画用紙

2012年4月13日金曜日

桜の散る頃

東京の桜は、例年よりも遅く始まり、そろそろ散り始めている。
咲き始めの桜も美しいが、静かに散っていく桜も何かとても

風情がある。

この春は、何度か桜の姿をみることができて、とても幸せな

気持ちになった。
13.Apr.2012.   P6 ダーマトグラフ 透明水彩  画用紙

2012年3月30日金曜日

川のある風景

東京の武蔵野を流れる川の風景を描いてみた。東京には
武蔵野台地のハケにあたる辺りを水源とする川が流れている。
広い河川敷に沿って土手の遊歩道や公園がつくられていて、
広々として気持ちの良い場所がひろがっている。コンクリート
壁で護岸されていないところは、自然の流れを見ることができ
て、絵にするには、とてもいい。


27.Mar.2012.-30.Mar.2012. P6  ダーマートグラフ
透明水彩  画用紙




2012年3月26日月曜日

春の小川

病院の待ち時間の間に近くを流れる小川の風景を描く。
東京にも、まだ、こんな風景が見られることがありがたい。



26.Mar.2012.   SM ダーマートグラフ
透明水彩  画用紙


2012年3月24日土曜日

イングランドの田舎

依然描いたものに加筆して仕上げたもの。 


24.Mar.2012.   A4  レタリングペン  透明水彩
コットマン水彩紙
 




2012年3月23日金曜日

駅にて

これもだいぶ前に描いたのに、加筆したもの。
出かけるときに、よく利用する私鉄の駅。郊外に向かう電車

から降りる人、乗っていく人。朝晩は、込み合うホームに人
影が少ないのは、時間が遅いせいか。
05.July.2011-23.Mar.2012. SM  ダーマートグラフ
透明水彩  画用紙

バス停にて

だいぶ前に描いたものに加筆して仕上げた一枚。
良く利用するバス停で、バスを待つ間にスケッチしたもの。
親子連れがどこかに出かけるのだろう。大人たちが
おしゃべりしている間、子供たちは何かを見つけて遊んで
いる。
 

05.July.2011-23.Mar.2012. SM  ダーマートグラフ
透明水彩   画用紙