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2011年6月29日水曜日

シヴィホフの思い出

スケッチ教室の講座資料として「水の映り」を描いてみる。
2年前にチェコに旅したときに訪れたシヴィホフの風景。



29.Jun.2011.  P6  カートリッジペーパー ダーマートグラフ
透明水彩 




2011年6月25日土曜日

カッカモの町並み



チェファルーの町へ移動する途中で,カッカモ(Caccamo)という町に
立ち寄る。ちょうど復活祭のお祭りをやってるところに出くわして,
ひと時街の人たちの間に入って,成り行きを見守った。街の広場に
ある大きな教会の前で,神父様のお話の後,祭礼は終わったが,あん
なに大勢いた人たちの姿は,あっという間に見えなくなり,静かになった。
人が居たときは,わからなかったが,教会の前の広場は,かなり広い。
この絵は,教会に続く石畳の道を通りまで戻り,さらに高い方へと細い
路地を入って振り返った風景。左手奥にみえるのが,町中の人が集
まっていた教会の建物だ。



17.Apr.2011-25.Jun.2011  レタリングペン  透明水彩
マーメイド水彩紙  F6




2011年6月23日木曜日

梅雨の晴れ間・植物園にて

この日は,前日の雨も上がり真夏日の天気になった。午前中は,
まだ風があったので,暑さもそれほど気にならなかったが,スケッ
チ会の終わったころから,急に蒸し暑くなってきた。
午前中は,隣接している深大寺界隈をスケッチし,午後は,植物園
に入って,紫陽花を思い思いにスケッチ。花の柔らかな線を大事
にして,艶やかな紫陽花を描きあげ,参加された方も晴れやかな
顔で終えることができた。少人数の集まりで,一人ひとりがじっ
くりと向き合うことができたようだ。
この絵は,集合場所で,皆さんが集まるまでの時間を利用してスケッ
チしたもの。時間が少ないという条件のお陰で,無駄なところに気が
散らず,短時間に捉えることができたようだ。



22.JUN.2011.  P6 ダーマートグラフ
透明水彩  画用紙



2011年6月17日金曜日

海のある風景・チェファルー

シチリアの町,カステッラマーレに二泊したあと,同じティレニア海に
面した町チェファルー(CEFARU)に移動する。
チェファルーの北側にある岬の近くから,海岸沿いの街並みを描く。
夕方近くになり,シルエットのようになって見える街並みを
ベンチに

座り,暗くなるまで描き続けたのも懐かしい。

18.APR.2011-17.JUN.2011  ペン パステル色鉛筆
透明水彩  マーメイド荒目




2011年6月16日木曜日

緑と映り

地形とか地勢とかに余り関心を持たないでと云うか,意識し
ないで描いていたが,ある方の話を聞いて,なるほどと気が
ついたことがある。
十数年前,いや実際には,もっと以前に,その土地は,一続

きの丘のような所であったに違いないが,都市化の影響で,
その丘の麓から道が縦断して造られたことで,丘が二つに
分断されてしまった。
それから暫らく時間が経過して,昔の姿を知らない者が,
その道を上がって行くと,森のような木々の繋がりが,道を

挟んで両側に広がっているのを見るだろう。
果たして,その人は,昔,この森は一つの場所であったこと

に気づくだろうか。おそらくそんなことには,関心を持たずに
通り過ぎてしまうのではないか。
丘や森の姿は,人間によって変えられてしまっても,以前は,

そこら一体が一続きの丘であったり森であった痕跡は,今
でも気をつけてみれば,どこかに残っている。
昔の東京の姿を忍ばせてくれるような,ホッとするような場

所が今でも確実に残っている。
そこは,人に知られずに時を過ごしてきたかのような所だ。

絵に描いたここも,そんな場所の一つではないか。


13.JUN.2011    P6  ダーマートグラフ 
透明水彩  画用紙



古寺のある風景

5月末に深大寺で描いたものに彩色する。
この日は,朝から出かけて深大寺界隈でスケッチ会をする。
この場所で実際に描かれた方は,男の方ふたりだけだったが,
午前中の一時間半をじっくり取り組まれ,力作を描いていた。
建物の内部が奥まっている様子を表現するのが難しかったよ
うだ。
この元三大師堂は,屋根の形が面白く,構造物の重量感が
迫力をもって伝わってくる。



26.MAY.2011-15.JUN.2011 ダーマートグラフ  P6
透明水彩   画用紙




2011年6月9日木曜日

カステッラマーレ・シチリア

カステッラマーレの海岸の眺め。
広場のはずれから,海岸に下りる長い石段が続いている。
降り口に立って北側を向いて描く。



16.APR.2011-09.JUN.2011  P6   ダーマートグラフ
透明水彩  画用紙

2011年6月8日水曜日

雨上がり

海岸の城壁の上の道を歩いていくと,LARGO CASTELLOの姿が遠く
に見える。
海に張り出すかのように聳え,小さな岬のしたには,城壁が海まで
づく。これからの旅の行く末を思わせるような天気だが,ここでしか見
られない風景をしっかり描きとどめておきたい。


16.APR.2011-08.JUN.2011 P6   ダーマートグラフ
透明水彩   画用紙

2011年6月7日火曜日

石造りの家の前で

シチリアのカステッラマーレに泊まった翌日の朝,街を散歩して
見つけた古い家。
外からだと住んでいるのか分からないくらい,人の気配が無い。
壁の下に花鉢が並んでいるところをみると,やはり住人がいる
ようだ。
石造りの家,漁師の家なのかもしれないなどと,空想を膨らませて
いると,老人が一人戻ってきて,その家の中に入っていった。
そのあとは,また何事も無かったように静かな時間が続いた。



16.APR.2011.-07.JUN.2011  P6    ダーマートグラフ
透明水彩    画用紙

カステッラマーレの朝

城壁の一部が今も残るカステッラマーレの町。
夜のうちに降っていた雨があがり,だいぶ明るくなってきた。
港に降りる階段の上から城壁の上に建つLARGO CASTELLO

が良く見える。


16.APR.2011.-07.JUN.2011.  P6  ダーマートグラフ
透明水彩   画用紙