東京にいても、あまり行ったことのない場所がある。
東京駅がその一つ。乗り降りにはつかっても、じっくり
あたりを見ることが無い。
駅舎がリニューアルして綺麗になったが、個人的には、
古びて朽ちたような色合いの以前の姿のほうが懐かしい。
綺麗になっただけ、余所余所しくて、何かしっくり来ない
ような感じがする。
それでも、時代は作られていくので、それに従うしかない
のか。
とうとう新しくなった東京駅を描く羽目になった。横に長い
駅舎の全体は収まらず、丸の内の一箇所を描いてみた。
02.May.2013. P6
ダーマートグラフ
透明水彩 水彩紙