ここの前を通ったときから、気になっていた所で、もう一度戻ってきてから腰をすえることにした。人通りが多いところなので、昼に近づくにつれて行き交う人の姿がふえてきたが、そんなことは全然気にならなかった。むしろ、人込みのなかに居る方が、この街の雰囲気には合うような気がしてきた。
暗い路地の奥に教会らしい建物と屋根が見えていて、奥まった路地の向こうに誘われていくような不思議な感じを味わいながら一気にスケッチを終えたのを思い出す。通りに面したところには、小さな広場があって、この辺りもいい感じの所で、他にも3枚ほどスケッチをしたころ、ようやく昼近くになっていた。
07.may.2009. ブリュッセル マーメイド水彩紙 荒目 235g ペン 透明水彩