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2009年11月23日月曜日

秋色をさがして


秋の色をさがしに近くの公園にでかける。今年の紅葉は、あまり鮮やかな感じにならないが、それでも、秋を堪能させてくれるに十分だ。雨上がりの風が、銀杏の葉を落としていく道を、体育祭の帰りか、高校生が帰っていく。

並木道を埋め尽くす黄葉の絨毯を歩きながら、逆光に輝く梢を、まぶしく見上げる。秋の色と枯葉のにおい、人のざわめき、公園の秋を愛でる人の波。

余りに人が多いので、人の群れを離れて、奥のほうまで足をのばす。広場の縁を北に続く道は、人影も少ない。たまに、ジョギングしていく人が通り過ぎるだけ。地面に伸びた影が、冬の訪れを感じさせる。冷たい北風がやってくるのも、もうじきだ。

陽だまりの温かさを楽しんだ秋の一日。来年も来てみよう。



23.Nov.2009  F4  コットマン水彩紙 細目  ダーマート  透明水彩

2009年11月16日月曜日

根川緑道にて



ひと月ほど前に、西立川の駅から空堀川沿いの道を根川緑道まで歩いた。中央本線のガードを越えた辺りから見晴らしが良くなり、土手に植えられた桜の樹が気持ちよくつづく。

根川緑道の辺りは、人影も少なく、落ち着いた雰囲気で迎えてくれた。体育館の前の辺りも、「緑道と水路と橋」とが、おもしろい組み合わせを作っている。ここも描いてみたいとスケッチしてみた。昔の根川のままというわけにはいかないが、かなり雰囲気は伝えているように思う。

人の手が加えられて整備されるのはいいが、小川の流れは、護岸などしないで、綺麗にしないほうがいい。安全への配慮も必要だが、ここは川底も浅いので、あまり心配はないだろう。小川の岸辺が土の土手(?)だったら、どんなにいいかと願う。

この絵を描いたのは、二度目に根川に行った時だが、朝からボランティアのグループらしい人が川辺の道を清掃してくれたようだ。トイレも水を流したあとがあり、ありがたいことだ。散歩をしていて、一番困るのは、トイレが近くにない時でそんな時は、コンビニやスタンドのお世話になることもある。これから、ますます、このような自然の空間が大切になっていく時代だから、有料でもいいので綺麗なトイレがあるといい。


20.oct.2009   SM マーメイド水彩紙235g 荒目    レタリングペン  透明水彩