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2011年12月31日土曜日

公園にて

2009年の9月にチェコのブルノに止まり,近くの公園からの眺めを
描いたものです。
21.DEC.2011. SM ダーマートグラフ 透明水彩 画用紙

車窓から Ⅳ

2009年9月にチェコを旅したときに見た風景を描いたものです。


21.DEC.2011.  SM ダーマートグラフ 透明水彩 画用紙

2011年12月28日水曜日

冬木立

今年の描き収めに,上水沿い桜の樹を描いてみた。一年の間に
何度も訪ねた場所だが,土手沿いの紫陽花の枝先には,冬芽が
しっかりと付いている。
冬の日差しが長く伸びてはいたが,真冬の冷え込みが続いた

一日だった。


27.DEC.2011  P6 ダーマートグラフ 透明水彩  画用紙

2011年12月26日月曜日

車窓からⅢ


2010年にフランスを旅して見た風景を描きました。


2011.12.21.  SM  ダーマートグラフ 透明水彩  画用紙

2011年12月24日土曜日

車窓から Ⅱ



2010年にフランスを旅したときに見た風景を描きました。


2011.12.21,  SM  ダーマートグラフ  透明水彩  画用紙

車窓から Ⅰ



2010年にフランスを旅したときに見た風景を描きました。




2011.12.21,  SM  ダーマートグラフ  透明水彩  画用紙

2011年12月23日金曜日

冬至の頃

今年の紅葉は,例年より長いような気がする。12月の中旬を
過ぎたのに,街路樹のイチョウの枝には,まだ沢山の葉が残
っている。
寒くなってきて,一段と綺麗に見える感じだ。
何度も来たこと

のある同じ場所で,散り始めた銀杏を描いてみた。


2011.12.23.   P6 ダーマートグラフ 透明水彩 画用紙

2011年11月9日水曜日

梁川の秋

山梨県の大月市にある梁川地区にでかける。東京の立川から,一
時間ほどの距離にある場所だが,高尾駅から先は,山里の風景が色
濃くなっていく感じがする。
ひと月ほど前にもきたことがあったが,その頃と比べると紅葉が一
段と進んだ感じだ。
桂川に架かる大橋を渡って坂道を上ってくと右手に園通寺がある。
ここからの見下ろしの眺めが素晴らしい。午前中は,その辺りで描
き,午後は,国道20号沿いの集落に降りて,田園風景をはじめ,静か
な山里の眺めを楽しんだ。天気にも恵まれ,気持ちの良い一日を過
ごすことができた。


2011.11.02.  P6 ダーマートグラフ 透明水彩  画用紙





2011年10月25日火曜日

公園の秋 2

スケッチ会の下見を兼ねて,東京の調布市にある神代植物園を訪
ねる。
菊祭りが始まる前で空いているかと思ったが,意外に人出が多い。
パラ園には,行かず,左回りに進んでいくと,小高くなった辺りに
雑木林が残っているところがある。このあたりは,園内でもあまり
整備されていなくて落ち着く場所のひとつだ。
つつじ園の池を見渡せる場所でベンチに腰を掛けてあまり人の通ら

ないところを描いてみた。
どこにでも見かける風景だが,何か静かでほっとするような雰囲気が

ある。


25.Oct.2011  SM ダーマートグラフ  透明水彩 画用紙

2011年10月22日土曜日

公園の秋

今年も各地から紅葉の知らせが届き始めた。都会の紅葉には
まだ早いが,欅の梢も早々と秋の気配を濃くしている。気のせい
なのか,何か,今年の秋は足早に過ぎていく感じがする。

去年の12月に公園のもみじを描いた1枚。今年は,どんな色に

染まっていくだろうか。


12.Dec.2010.   P6 ダーマートグラフ
画用紙  透明水彩

2011年10月21日金曜日

第8回個展,無事に終了しました!

タオルミーナにて
お陰さまで,第8回個展を無事に終えることができました。
のべ200人あまりの方々にご覧いただきまして,有難うございました。この
個展にむけて数ヶ月ほど前から準備してきましたが,今年は,水彩のほか
に,油彩,コンテによるスケッチ作品など,40点余りの作品を展示しまし
た。
あたらしい分野にも,ますます挑戦していきたいと考えています。これか
らも,よろしくお願い致します。

2011年10月4日火曜日

高幡不動・大日堂

高幡不動の裏山を高幡城址に登っていく道の途中で振り返って
みたら,大日堂の屋根が木立の間に大きく見える。上からの眺
めも落ち着く風景だ。


30.Sep.2011-04.Oct.2011 SM  ダーマートグラフ
透明水彩  画用紙

エンナ遠望


シチリアのほぼ真ん中に位置する山岳都市エンナ(ENNA)。
シチリアを旅して通りすがりに見た眺めだが,こういう町が至る所に

ある。それぞれに古い歴史を刻んでいる建物と,昔からほとんど
変わらない風景があるように感じる。


20.Apr.2011-04.Oct.2011 SM  ダーマートグラフ
透明水彩  画用紙

2011年10月2日日曜日

チェファルーの路地2

路地裏を歩いていると,近くの家から話し声が聞こえてくる。
小さな子どもを連れて散歩に出かける若い母親,犬をつれ

て歩く老人,近所の人と立ち話する女将さん,などなど,
静かな朝の始まりだ。



20.Apr.2011-02.Oct.2011 SM  ダーマートグラフ
画用紙  透明水彩

チェファルーの路地

雨上がりの朝,チェファルーの路地をあるいて見つけた風景。
狭い通りを朝の配達に廻る小型三輪トラックが通る。道幅

いっぱいで,ぶつからないようによけながら描きあげた1枚。


19.Apr.2011-02.Oct.2011 SM  ダーマートグラフ
画用紙  透明水彩

2011年9月30日金曜日

高幡不動・山門にて

スケッチ会の下見を兼ねて,高幡不動にでかける。
朝の境内は人の姿もまばらで静かだが,その静寂を破るように

重機の音が響く。先の地震の影響で,五重の塔が損傷を受け
たようでその修復が行われているからだ。
工事の人の話では,10月の半ばには,修復工事が終わる予定

だそうだが,スケッチ会までに間に合ってくれるといい。
境内を歩きながら何枚かスケッチしたうちの1枚。ここの場所

を描く人も多いようだが,今日は,写真をとる人にしか出会わな
かった。紫陽花の季節は人気があって混雑するようだが・・・
伽藍の西側に広がる丘(高幡城址)に小道がつづき,その辺

りもなかなか静かで落ち着くところだ。


30.Sep.2011.  SM ダーマートグラフ 透明水彩  画用紙

2011年9月27日火曜日

韓屋の家並み2

韓屋の建築様式については,よく分からないが,スケッチして
いて気がついたのは,屋根の形だ。特に先端が鋭く上に反り
返っているように見える。
また,屋根全体が反り返っているような感じを受け,その微妙

な曲線が美しい。重厚な瓦屋根と,それを支える柱や壁の造
りも堅固に見える。
屋根瓦を敷く日本家屋の造りにも共通している部分があるの

かもしれない。甍の続く風景を眺めていると,異国にいて何か
ほっとするような気持ちになるのが不思議だ。


21.Sep.2011-27.Sep.2011 F4 BBケント紙  コンテ鉛筆

韓屋の家並み

家族四人でソウル3日間の旅に出る。
一日目の午後に,ホテルに近い北村韓屋村を訪ねる。日本語の観光

マップが用意されていて,日本からの旅行者が多いことをうかがわせ
る。
韓屋は,韓国古来の建築様式で建てられた家屋のことで,ソウルでも

昔の家並みが残っている地区は,少なくなっているようだ。
北村(ブッチョン)は,韓屋の保存地区で,瀟洒な家並みが多い。この
辺りは,昔から身分や地位の高い人たちが居住していた所で,謂わば
山の手の高級住宅街ということになるのだろうか。


21.Sep.2011-27.Sep.2011  F4 BBケント紙   コンテ鉛筆

2011年9月18日日曜日

港の朝2

3年ぶりに戸田港に来てみた。前回は,空が曇っていて,海の色が
鉛色に見えたのを思い出す。ここは,以前にも描いたことがあるが,
今回は,天気のせいか何か雰囲気が違う。建物など新しくなったも
のが,そんな気にさせるのかもしれない。
朝の光が海にあたり,ゆらゆらと光をはじく。


23.Aug.2011-18.Sep.2011 F4  透明水彩  ペン

港の朝

近くの民宿に泊まり,朝早く港の桟橋近くを歩いてみる。ちょうど,港祭
の日に当たっていたようで,海岸には,その用意が色々してある。
防波堤の辺りで釣りをしている人のほか,散歩をしている人を見かけた
だけで,静かな日曜日の朝を迎えていた。


23.Aug.2011-18.Sep.2011 F4  透明水彩  ペン

2011年9月12日月曜日

2011年 第8回個展のお知らせ

イソラ・ヴッラにて   F6

チェファルーにて  p6

今回は、「ヨーロッパの町並と風景Ⅷ」と題して 下記の日程で開催
いたします。
2011年4月にシチリア(チェファルー・ラグーサ・タオルミーナ,その
他)を旅して描いた水彩を中心に,油彩やスケッチなど,40点ほど
展示する予定です。
今年もまた,大勢の方に
ご覧いただけると幸いです。



2011年の個展は,次のような計画で開催する予定です。お近くでし
たら,是非,ご高覧ください。


とき  2011年10月11日(火)-10月16日(日)     
     AM11:00-PM6:00 最終日はPM4:00まで


・ところ  ギャラリーベルハウス
           東京都東村山市栄町2-27-4
           
TEL 042-396-8763

最寄り駅   高田馬場より西武新宿線 
          久米川駅南口下車5分

           
急行・準急 本川越か新所沢

          行きで、30分









2011年9月7日水曜日

踏み切りのある風景

青梅線の無人駅,軍畑駅の踏み切りを描いてみた。警報機
あるが遮断機の無い踏み切りは,単線のレールがあるだけ
で,何かとても都会から離れている場所を思わせる。
一時間に上下合わせて,四本の電車が行き来するこの場所
の近くは,なにかホッとさせるようなものがあふれている。


26.Aug.2011-07.Sep.2011 P6  ダーマートグラフ
透明水彩  画用紙

2011年9月3日土曜日

イソラ・ベッラ自然保護区

シチリアのタオルミーナの町外れに,イソラベッラ(美しい島)という
場所がある。
以前は,果樹栽培をしていた実業家の土地であったようだが,今で
は,自然保護区に指定されている。なんとも,のんびりとした静かな
海辺が続き,島影が美しい。


24.Apr.2011-03.Sep.2011 F6 オリオン・ソフトウーヴ
レタリングペン  透明水彩

2011年9月2日金曜日

ホテルの玄関で

シチリアのラグーサ(RAGUSA)で泊まったホテルの玄関口。
明るい壁の色と,緑の植物,白いパラソル,綺麗に整えられた

玄関周りとアプローチ。とても清潔で気持ちの良い眺めで迎え
てくれる。


21.Apr.2011-02.Aep.2011 F3  マーメイド水彩紙
レタリングペン  水彩


タオルミーナの広場にて

シチリアのタオルミーナ(TAORUMINA)にある4月九日広場でスケッチ
したうちの1枚。
広場に立つ教会の前からの眺めを描く。描いているうちに,何やら賑
やかな音楽が聞こえてきたので,顔を上げて見ると,数人の楽団グル
ープが広場の一角で演奏してしているところだった。


23.Apr.2011-02.Sep.2011  レタリングペン  透明水彩
マーメイド水彩紙  F6

2011年8月30日火曜日

火の見櫓のある風景

青梅線の軍畑駅は,無人駅になっているみたいで,改札に駅員さん
の姿がなく,代わりに切符を入れる箱があるだけ。パスモなどの
カードを読み取る機械も,なにか可愛い感じだ。
駅前の風景は,なかなか魅力的な眺めが広がっている。駅の周辺,

裏手の踏み切りのあたりも面白い。


26.Aug.2011-30.Aug.2011 P6  ダーマートグラフ
画用紙  透明水彩

青梅線・二俣尾駅にて

雨がひどく降っていて,外で描くわけにも行かないので,二俣尾駅の
駅舎の階段から,南側の風景を描く。
ここから見える風景を,三枚ほど描いてから,雨の中を歩いてみた。
雨の日は,敬遠されがちだが,雨の日でないと,見れない景色もある。


26.Aug.2011-30.Aug.2011 P6  ダーマートグラフ
透明水彩  画用紙


2011年8月26日金曜日

青梅線・二俣尾駅にて

スケッチ会の下見を兼ねて,青梅・御嶽方面にでかける。午前中は,
青梅駅の近くを歩いたが,あまり収穫が無く,再び電車で軍畑に向か
う。青梅から西に向かって走ると,山が近くなり,眺めが急に良くなっ
てくる。
軍畑は,駅前に店が一つあるだけの小さな駅で,南側の展望が開け
ていて,とても気持ちが良い。午前中は,この近くで何枚か描き,雨
が降ってきたので,御嶽渓谷まで下りて沢井まで歩く。
午後は,また,電車に乗り,隣の二俣尾に向かう。二俣尾に付いた
頃は,本降りになっていてとても外に出られない。仕方ないので駅舎
のある高い場所からの眺めを描いてみた。駅員さんと絵の話を少し
してから雨の中を,歩いてみた。
二俣尾にも,製材所ような小さな工場,古い農家,かわいい喫茶店,
梅林の中の寺,駅舎の見える道など,なかなか魅力的な場所がある。
青梅線沿線を,ゆっくり歩きながら,描いてみるのも楽しそうな予感
がする。


26.Aug.2011  A4  コンテ 擦筆 BB KENT 175g

2011年8月23日火曜日

オレンジのある風景

タオルミーナのチャンポリ館の階段広場にオレンジの樹が何本か
ある。たわわに実った樹が,夕刻の逆光の中で,鮮やかな色を見
せている。
タオルミーナの町を歩いていると,花の香りがしてきたり,果樹が

実っているのをよく見かけた。


23.Apr.2011-23.Aug.2011 P6  ダーマートグラフ
画用紙 透明水彩

2011年8月22日月曜日

チェファルーの家並み

前夜からの雨が上がり,朝から強い日差しが射している。旧市街の
はずれ近くまで歩きながら,何枚か描く。さきほどまで鰯を売り歩く
元気な老人の声がしていたのに,いつのまにか聞こえなくなる。
跡を付いて回っていた犬の姿も見えなくなった。
目の前の通りを眺めていて,急に,この家並みを明暗だけで描いて
みたらと思いつき,あわててダーマートグラフとスケッチブツクを用
意して始める。
形や色よりも,明暗の中の暗い部分だけを拾い上げるようにして
スケッチしてみた。
暗い部分の形とつながりを目で追っていくうちにいつの間にかス
ケッチが出来上がった。


19.Apr.2011-22.Aug.2011 P6  ダーマートグラフ  
画用紙  透明水彩

2011年8月21日日曜日

ラグーサの家並み3

ラグーサ(Ragusa)の新市街まで足を伸ばしてランチを食べてから,
旧市街へともどる。
途中で,振り返ってみると,三叉に道が分かれているところを通り
かかっていた。
ここは,ぜひ描いて置かねばとスケッチした1枚。



21.Apr.2011-21.Aug.2011 P6  ダーマートグラフ
画用紙  透明水彩

タオルミーナにて

タオルミーナのコルソウンベルト通り(Corso-unberto)沿いに少し
変わった場所を見つけた。
チャンポリ館(Palazzo Ciampoli)という建物が,長い階段の上に

聳えている。急な階段には,沢山の鉢花が飾られていて,なにか
ここだけ雰囲気が違うように感じる。
階段の上まで上がってみると,日陰ができていて,一休みするには

もってこいの場所だ。夕刻近くなった西日が
長い影を作っていて,とても落ち着くところだった。



21.Apr.2011-21.Aug.2011 P6  ダーマートグラフ
画用紙  透明水彩


2011年8月19日金曜日

ラグーサの家並み2

ラグーサの新市街に向かって坂道をのぼっていく。途中で,
振り返ってみると,赤茶けた壁の家が目に留まる。
昼下がりの時刻,外の日差しがまぶしい。新市街のあたりで

ランチにしようかと考えながらすすむと,町のそこかしこに
描いてみたい場所があらわれる。食べるのも忘れて,また
一枚と描いていた。


21.Apr.2011-16.Aug.2011 P6  ダーマートグラフ
透明水彩  画用紙


2011年8月16日火曜日

ラグーサの路地

ラグーサの町を一日かけて,あちこちと歩き回りながら絵を描く。
こんなにゆっくりと,描くことだけに夢中になれるのも旅先でのこと。
もう陽もだいぶ傾いてきて,そろそろ宿に戻ろうかと帰路に着く。

ラグーサは坂の多いところで,町中いたる所に石段があり,その
どれもが魅力的な雰囲気をもっている。

帰りがけにふと目に入ったこの場所も,そのうちのひとつ。建物

の色と奥に見える急な坂道を見たら,つい描きたくなってしまった。


21.Apr.2011-16.Aug.2011 p6  ダーマートグラフ
透明水彩  画用紙

2011年8月15日月曜日

洗濯場跡(チエファルー)



朝ホテルを出てから,一番初めに,ヴィットリオ・エマヌエーレ
通り(Via Vittole Emanuele)にある洗濯場に向かう。前日
から気になっていた所で,朝の光が射している時間に描き
たいと思ったからだ。
観光客がまだ歩いてない時間で,ひっそりとして人影も無い。

かすかに浜辺の波音が聞こえてくる。右側のトンネルの下は,
海(ティレニア海)につながっている。
どれくらい前まで使っていたのか,生活に欠かせない,当時

水場の姿がしのばれる。


19.Apr.2011-15.Aug.2011 P6 ダーマートグラフ
透明水彩 画用紙


2011年8月14日日曜日

午後の一刻

シチリアのチェファルー(Cefalu)の町で,何度も通った
ヴィットリオ・エマヌエーレ通り(Via Vittole Emanuele)に,
気になる場所がある。
入り口らしい立派な門と鉄の扉が,通りに面していて,下に
降りる階段がある。何処かの屋敷なのかと思ったが,あとで
資料をみると,そこは,昔,洗濯場に使われていた跡だと
分かる。石の仕切りがいくつも並び,それぞれに水が溜めら
れるようになっている。水は奥から引き込まれていて,洗濯
した後の水は,海へ流れていくように作られている。
まことに,理にかなった造りになっているのに驚かされる。
チェファルーの町をあちこち歩きながらスケッチしているうち
に昼過ぎになっていた。流石に足が疲れてきて,洗濯場の入
り口の前のベンチで一休み。この絵は,そこで座りながら描
いたもの。



18.Apr.2011-14.Aug.2011 P6  ダーマートグラフ
画用紙  透明水彩


2011年8月13日土曜日

灯台の見える道

チェファルー(Cefalu)の旧市街をぬけて,東に向かって海岸沿い
の道を上っていくと,遠くに灯台の姿が見えてくる。
小さく見えていた姿が,近づくごとに大きくなってきて,この道沿い
で,何枚ものスケッチをしたうちの1枚。


18.Apr.2011-13.Aug.2011 P6  ダーマートグラフ
透明水彩  画用紙




2011年8月10日水曜日

ピアッツァ・アルメリーナの午後4

先ほどと(ピアッツァ・アルメリーナ3)同じ場所で,南側に
向きを変えて描いたもの。スケッチをしていて,よく思うの
だが,絵になる場所というものが決まっているわけではない
なと,このごろ,納得がいくようになった。
後ろ側を振り返ってみるだけで,今まで見ていたものとは
全然雰囲気の違う風景が広がっているのだから。よく考え
てみれば,当たり前のことだが,なかなかその事に気づかな
いで来た。
外国の風景を目の当たりにすれば,日本のそれとの違いに
感激して,どんなものを見ても新鮮に見える。しかし,外国
の風景,それも,こんなところでは,誰も絵を描かないだろう
というような場所で描き始めると,以外に楽しくなって来るこ
とが多い。
この時も,まったく同じで,,同じ場所で,ほとんど動かずに,
体の向きを変えるだけで,何枚ものスケッチをすることがで
きた。そうやってみると,「絵になる場所」というものが,特別
に或るわけではなくて,自分が立っているところから見えるも
のすべてが絵の対象になるのだと思う。



20.Apr.2011-10.Aug.2011 P6  ダーマートグラフ
画用紙  透明水彩

ピアッツァ・アルメリーナの午後3

ピアッツァ・アルメリーナで過ごした午後の時間。天気が良くて,
日差しが強い。
どこにも高い樹がなくて,仕方なく道端によって描いた1枚。どこに

でもありそうな普通の風景だが,のどかな眺めと,どこまでも続く緑
の大地。
シチリアの自然の豊かさを感じながら過ごしたひととき。この日だけ

で,だいぶ日焼けしてしまった。


20.Apr.2011-10.Aug.2011 P6  ダーマートグラフ
透明水彩  画用紙


2011年8月9日火曜日

チエファルーの海2

チェファルーの旧市街から,東に向かって海岸沿いに作られた道を
歩いていくと,すぐに灯台が遠くの崖のはずれに見えてきた。
西の浜辺とはだいぶ雰囲気が変わって,荒々しい岩場が続いて
いる。
ヨットハーバーのある辺りまで歩いたが,灯台には行かず仕舞い。
もと来た道を旧市街まで戻ることにした。



18.Apr.2011-09.Aug.2011 P6  ダーマートグラフ
画用紙  透明水彩


2011年8月5日金曜日

チェファルーの海

チェファルーは,前夜に雨が降ったようだ。旧市街の路地を歩いて
いくと,濡れた路面に朝日が差し込んでいて,思わず写真を撮った
ほど美しい景色を見せてくれた。
一番奥まで歩いた辺りに,小さな堤防が延びているところがある。

そこから,振り返るようにして,朝のチェファルーを描いてみた。


18.Apr.2011-05.Aug.2011. P6  ダーマートグラフ
画用紙  透明水彩


チェファルーの朝

シチリアのチェファルー(Cefalu)は,ティレニア海(Mare Tirreno)
に面した港町。長く延びている海岸沿いに旧市街が続いている。
ホテルの前の浜辺から海沿いに見える町並みを描いてみた。
朝の早い時刻,ほとんど人影もなく,薄明るくなった右奥から陽が上が
ってきた。
日本の太平洋岸に住んでいる自分の感覚では,海に向かって左手から
陽が上がってくるのが,当たり前になっているので,この辺りで見る風

景は,何か方向が狂ってくるようだ。


18.Apr.2011-05.Aug.2011ダーマトグラフ 透明水彩
P6   画用紙


2011年7月31日日曜日

昼下がりの広場

シチリアのチェファルーの町の中心にあるドゥオーモ広場の昼下がり。
少し遅めの昼食をとる人たちで賑わっている。ドゥオーモ広場は,海の
方向に傾斜していて,林檎のようなものを落としたら,どこまでも転がっ
ていくようだ。
椅子に座っている人も,きっと傾斜を体で感じているはずなのに。
このレストランで注文した野菜サラダの味が忘れられない。シチリアの若
者の間でも,お昼は野菜サラダで済ます人が多くなったと聞く。



18.Apr.2011-31.July.2011 P6  ダーマートグラフ
透明水彩  画用紙


2011年7月29日金曜日

井田集落の夏

3年前の夏に,家族で西伊豆の西浦,井田,戸田の辺りにでかける。
井田の民宿に泊まった翌朝,部屋の窓から眺めをスケッチしたもの。

今年また家族で出かけたが,3年の間に井田海岸が整備され,防波堤
で釣りをしている人の姿をみた。この海岸は,岩場で海水浴には向か
ないが,だいぶ綺麗になっていたのには驚いた。海岸沿いに並んでい
る松林の姿だけは,変わっていない。

01.Aug.2008.-29.July.2011 F4  ダーマートグラフ
透明水彩  中目

2011年7月27日水曜日

日曜日の午後

シチリア島のタオルミーナから,バスで30分ぐらい山に入った
ところにその町はあった。急勾配の坂道をバスがあえぎながら
上り詰めたところに,小さな広場がある。
展望はこの上ないところだが,観光客相手の店があるだけで,
あとは,住宅がひっそりと固まりあって建っている。広場から少し
降りたあたりに,小さな可愛い店が何軒かある
。教会らしい建物の前で,三階たての細長いレストランを描いて
みた。カステルモーラ(CastelMora)というその町で,一時間
ほどすごしてから,また,タオルミーナに戻ることにした。



24.Apr.2011-27.July.2011  F6 オリオン・ソフトウーブ
レタリングペン  透明水彩




2011年7月26日火曜日

午後の広場

カステッラマーレ(Castella Mare)の広場に車が無造作に
停められている。
どこからどこまでが道で広場なのか,はっきりとした区切り

もなく,もちろん歩道も無い。野菜を売る店の箱が幾つも
台の上に並べられた中に,大きなズッキーニがあったり,
アーティチョークがうず高く積まれていたりする。
だいぶ日も傾いてきたが,広場に集まる人が,あとを絶た

ない。


16.Apr.2011-26.July.2011 P6  ダーマートグラフ
透明水彩  画用紙




ラグーサの家並み

ラグーサ(Ragusa)の町は,二つの高みからできている。
片側の高みからは,対岸の崖沿いに続く家並みが良く見え
るし,一番低いところにある広場から,もう一つの高みへ
と上がっていくと,今までいた町並みが見えてくる。坂道が
至る所にあり,石段がどこまでも続く。
車を移動手段に使うようになってだいぶ便利になってきた
ろうが,路地を歩いていると,石段を登ってくるお年寄りの
姿を目にする。
風景は,申し分の無い街だが,住んでいる人にとっては,
過酷な環境だろう。
ラグーサのCORSO MAZZINI通りからの眺めを描いた1枚。



21.Apr.2011-26.July.2011 P6   ダーマートグラフ
透明水彩   画用紙




2011年7月21日木曜日

タオルミーナの入り江

シチリアのタオルミーナ(Taormina)に泊まり,翌朝近くの入り江まで
散歩にでかける。浜辺には,ボートの用意をしている人が一人仕事
をしているだけで,他に人の姿はなく,前日の賑やかさは,嘘のようだ。
小さな入り江の波打ち際には,人の歩いた跡があるだけで,静かに

波が寄せる。今日の穏やかな一日の始まりだ。


24.Apr.2011-21.July.2011 F6   レタリングペン
透明水彩  マーメイド紙