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2007年5月14日月曜日

塔のある町

何年か前に北フランスを旅したことがありました。モンサンミッシェルはあまりにも有名ですが、バスに揺られながら自分の想像で描いた「塔のある町」。実際の世界遺産は、はるかに大きな建造物でした。オンフルールの港町についたら、急ににわか雨。旧港にぎっしりと並び立つ昔の漁師の家並み。それは見事な眺めでした。すこし離れたサンマロに泊まり、夕食で食べたエビとワインが、また格別の味でした。

2007年5月12日土曜日

フランスの田舎

フランスを旅していて、バスの車窓から通り過ぎる町を眺めていると、どんな小さな町にも必ずといっていいほど、町の中心辺りに教会があるのに気づく。教会を取り囲むように家が立ち並び、その中心には広場があったりして、宗教と人々の生活がつながってきた歴史を感じさせる。

旧神田上水付近


京王井の頭線「井の頭公園駅」の裏手にまわると、線路下の小さなトンネルの下を旧神田上水が流れている。吉祥寺の公園の方は、なんども足を運んだが、ここにも緑豊かな公園が続いているとは知らなかった。神田上水の小川がなんとも静かなたたずまいを見せている。新緑のあざやかさに、思わず見とれてしまう一日だった。

2007年5月10日木曜日

善福寺公園の上の池

善福寺公園には、二つの池がある。バスの通る小路をはさんで東にあるのが下の池、西側にあるのが上の池だ。上の池の方が大きくて、ボート乗り場もある。一周するとどれくらいあるのか、散歩したり、ジョギングする人が多い。朝早く、散歩したらきっと気持ちのよい一日が迎えられるかもしれない。またここは、季節ごとに樹木や池の様子が変わっていくのが眺められる。東京の郊外に残る貴重な自然と言っていい。池の中央に朽ちた木柵のようなものが頭を覗かせている。
桜の名所でもあり、春先、柳の新芽が風になびく様子が水面に映るのも、また、気持ちよい。

言問橋と隅田川

隅田川の右岸にある墨田公園から、川の上流を見ると言問橋がある。言問い団子で有名な店は、この橋を右手に渡ったたもとにある。子供のころは、とても高級品で買えなかった思い出があるが、今でも、そんなに安くはない。団子も旨いが、近くにある長命寺の桜餅の方が私は好きだ。

善福寺公園と桜

善福寺の桜の時期に、下の池に行く。水鳥がたくさん泳ぎまわって気持ちよさそうにしている。
花見客で賑わう北側の土手をさけて、対岸にわたり、湖面をひろくとって描いてみた。
ベンチに座って日向ぼっこを楽しむ人、座り込んで歓談する人など、夕方まで人が絶えなかった。

吾妻橋の船着場




松屋を背にして吾妻橋を東に渡った。川岸の遊歩道に下りて、対岸を振り返ると、船着場が見える。大型の遊覧船がひっきりなしに停船しては、出て行くのが眺められる。


隅田川の近くで育ったが、ここに来るのは何十年ぶりのこと。辺りも昔とはまるで変わってしまったが、船の行き来と、川の流れは、今も変わらない。