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2011年8月30日火曜日

火の見櫓のある風景

青梅線の軍畑駅は,無人駅になっているみたいで,改札に駅員さん
の姿がなく,代わりに切符を入れる箱があるだけ。パスモなどの
カードを読み取る機械も,なにか可愛い感じだ。
駅前の風景は,なかなか魅力的な眺めが広がっている。駅の周辺,

裏手の踏み切りのあたりも面白い。


26.Aug.2011-30.Aug.2011 P6  ダーマートグラフ
画用紙  透明水彩

青梅線・二俣尾駅にて

雨がひどく降っていて,外で描くわけにも行かないので,二俣尾駅の
駅舎の階段から,南側の風景を描く。
ここから見える風景を,三枚ほど描いてから,雨の中を歩いてみた。
雨の日は,敬遠されがちだが,雨の日でないと,見れない景色もある。


26.Aug.2011-30.Aug.2011 P6  ダーマートグラフ
透明水彩  画用紙


2011年8月26日金曜日

青梅線・二俣尾駅にて

スケッチ会の下見を兼ねて,青梅・御嶽方面にでかける。午前中は,
青梅駅の近くを歩いたが,あまり収穫が無く,再び電車で軍畑に向か
う。青梅から西に向かって走ると,山が近くなり,眺めが急に良くなっ
てくる。
軍畑は,駅前に店が一つあるだけの小さな駅で,南側の展望が開け
ていて,とても気持ちが良い。午前中は,この近くで何枚か描き,雨
が降ってきたので,御嶽渓谷まで下りて沢井まで歩く。
午後は,また,電車に乗り,隣の二俣尾に向かう。二俣尾に付いた
頃は,本降りになっていてとても外に出られない。仕方ないので駅舎
のある高い場所からの眺めを描いてみた。駅員さんと絵の話を少し
してから雨の中を,歩いてみた。
二俣尾にも,製材所ような小さな工場,古い農家,かわいい喫茶店,
梅林の中の寺,駅舎の見える道など,なかなか魅力的な場所がある。
青梅線沿線を,ゆっくり歩きながら,描いてみるのも楽しそうな予感
がする。


26.Aug.2011  A4  コンテ 擦筆 BB KENT 175g

2011年8月23日火曜日

オレンジのある風景

タオルミーナのチャンポリ館の階段広場にオレンジの樹が何本か
ある。たわわに実った樹が,夕刻の逆光の中で,鮮やかな色を見
せている。
タオルミーナの町を歩いていると,花の香りがしてきたり,果樹が

実っているのをよく見かけた。


23.Apr.2011-23.Aug.2011 P6  ダーマートグラフ
画用紙 透明水彩

2011年8月22日月曜日

チェファルーの家並み

前夜からの雨が上がり,朝から強い日差しが射している。旧市街の
はずれ近くまで歩きながら,何枚か描く。さきほどまで鰯を売り歩く
元気な老人の声がしていたのに,いつのまにか聞こえなくなる。
跡を付いて回っていた犬の姿も見えなくなった。
目の前の通りを眺めていて,急に,この家並みを明暗だけで描いて
みたらと思いつき,あわててダーマートグラフとスケッチブツクを用
意して始める。
形や色よりも,明暗の中の暗い部分だけを拾い上げるようにして
スケッチしてみた。
暗い部分の形とつながりを目で追っていくうちにいつの間にかス
ケッチが出来上がった。


19.Apr.2011-22.Aug.2011 P6  ダーマートグラフ  
画用紙  透明水彩

2011年8月21日日曜日

ラグーサの家並み3

ラグーサ(Ragusa)の新市街まで足を伸ばしてランチを食べてから,
旧市街へともどる。
途中で,振り返ってみると,三叉に道が分かれているところを通り
かかっていた。
ここは,ぜひ描いて置かねばとスケッチした1枚。



21.Apr.2011-21.Aug.2011 P6  ダーマートグラフ
画用紙  透明水彩

タオルミーナにて

タオルミーナのコルソウンベルト通り(Corso-unberto)沿いに少し
変わった場所を見つけた。
チャンポリ館(Palazzo Ciampoli)という建物が,長い階段の上に

聳えている。急な階段には,沢山の鉢花が飾られていて,なにか
ここだけ雰囲気が違うように感じる。
階段の上まで上がってみると,日陰ができていて,一休みするには

もってこいの場所だ。夕刻近くなった西日が
長い影を作っていて,とても落ち着くところだった。



21.Apr.2011-21.Aug.2011 P6  ダーマートグラフ
画用紙  透明水彩


2011年8月19日金曜日

ラグーサの家並み2

ラグーサの新市街に向かって坂道をのぼっていく。途中で,
振り返ってみると,赤茶けた壁の家が目に留まる。
昼下がりの時刻,外の日差しがまぶしい。新市街のあたりで

ランチにしようかと考えながらすすむと,町のそこかしこに
描いてみたい場所があらわれる。食べるのも忘れて,また
一枚と描いていた。


21.Apr.2011-16.Aug.2011 P6  ダーマートグラフ
透明水彩  画用紙


2011年8月16日火曜日

ラグーサの路地

ラグーサの町を一日かけて,あちこちと歩き回りながら絵を描く。
こんなにゆっくりと,描くことだけに夢中になれるのも旅先でのこと。
もう陽もだいぶ傾いてきて,そろそろ宿に戻ろうかと帰路に着く。

ラグーサは坂の多いところで,町中いたる所に石段があり,その
どれもが魅力的な雰囲気をもっている。

帰りがけにふと目に入ったこの場所も,そのうちのひとつ。建物

の色と奥に見える急な坂道を見たら,つい描きたくなってしまった。


21.Apr.2011-16.Aug.2011 p6  ダーマートグラフ
透明水彩  画用紙

2011年8月15日月曜日

洗濯場跡(チエファルー)



朝ホテルを出てから,一番初めに,ヴィットリオ・エマヌエーレ
通り(Via Vittole Emanuele)にある洗濯場に向かう。前日
から気になっていた所で,朝の光が射している時間に描き
たいと思ったからだ。
観光客がまだ歩いてない時間で,ひっそりとして人影も無い。

かすかに浜辺の波音が聞こえてくる。右側のトンネルの下は,
海(ティレニア海)につながっている。
どれくらい前まで使っていたのか,生活に欠かせない,当時

水場の姿がしのばれる。


19.Apr.2011-15.Aug.2011 P6 ダーマートグラフ
透明水彩 画用紙


2011年8月14日日曜日

午後の一刻

シチリアのチェファルー(Cefalu)の町で,何度も通った
ヴィットリオ・エマヌエーレ通り(Via Vittole Emanuele)に,
気になる場所がある。
入り口らしい立派な門と鉄の扉が,通りに面していて,下に
降りる階段がある。何処かの屋敷なのかと思ったが,あとで
資料をみると,そこは,昔,洗濯場に使われていた跡だと
分かる。石の仕切りがいくつも並び,それぞれに水が溜めら
れるようになっている。水は奥から引き込まれていて,洗濯
した後の水は,海へ流れていくように作られている。
まことに,理にかなった造りになっているのに驚かされる。
チェファルーの町をあちこち歩きながらスケッチしているうち
に昼過ぎになっていた。流石に足が疲れてきて,洗濯場の入
り口の前のベンチで一休み。この絵は,そこで座りながら描
いたもの。



18.Apr.2011-14.Aug.2011 P6  ダーマートグラフ
画用紙  透明水彩


2011年8月13日土曜日

灯台の見える道

チェファルー(Cefalu)の旧市街をぬけて,東に向かって海岸沿い
の道を上っていくと,遠くに灯台の姿が見えてくる。
小さく見えていた姿が,近づくごとに大きくなってきて,この道沿い
で,何枚ものスケッチをしたうちの1枚。


18.Apr.2011-13.Aug.2011 P6  ダーマートグラフ
透明水彩  画用紙




2011年8月10日水曜日

ピアッツァ・アルメリーナの午後4

先ほどと(ピアッツァ・アルメリーナ3)同じ場所で,南側に
向きを変えて描いたもの。スケッチをしていて,よく思うの
だが,絵になる場所というものが決まっているわけではない
なと,このごろ,納得がいくようになった。
後ろ側を振り返ってみるだけで,今まで見ていたものとは
全然雰囲気の違う風景が広がっているのだから。よく考え
てみれば,当たり前のことだが,なかなかその事に気づかな
いで来た。
外国の風景を目の当たりにすれば,日本のそれとの違いに
感激して,どんなものを見ても新鮮に見える。しかし,外国
の風景,それも,こんなところでは,誰も絵を描かないだろう
というような場所で描き始めると,以外に楽しくなって来るこ
とが多い。
この時も,まったく同じで,,同じ場所で,ほとんど動かずに,
体の向きを変えるだけで,何枚ものスケッチをすることがで
きた。そうやってみると,「絵になる場所」というものが,特別
に或るわけではなくて,自分が立っているところから見えるも
のすべてが絵の対象になるのだと思う。



20.Apr.2011-10.Aug.2011 P6  ダーマートグラフ
画用紙  透明水彩

ピアッツァ・アルメリーナの午後3

ピアッツァ・アルメリーナで過ごした午後の時間。天気が良くて,
日差しが強い。
どこにも高い樹がなくて,仕方なく道端によって描いた1枚。どこに

でもありそうな普通の風景だが,のどかな眺めと,どこまでも続く緑
の大地。
シチリアの自然の豊かさを感じながら過ごしたひととき。この日だけ

で,だいぶ日焼けしてしまった。


20.Apr.2011-10.Aug.2011 P6  ダーマートグラフ
透明水彩  画用紙


2011年8月9日火曜日

チエファルーの海2

チェファルーの旧市街から,東に向かって海岸沿いに作られた道を
歩いていくと,すぐに灯台が遠くの崖のはずれに見えてきた。
西の浜辺とはだいぶ雰囲気が変わって,荒々しい岩場が続いて
いる。
ヨットハーバーのある辺りまで歩いたが,灯台には行かず仕舞い。
もと来た道を旧市街まで戻ることにした。



18.Apr.2011-09.Aug.2011 P6  ダーマートグラフ
画用紙  透明水彩


2011年8月5日金曜日

チェファルーの海

チェファルーは,前夜に雨が降ったようだ。旧市街の路地を歩いて
いくと,濡れた路面に朝日が差し込んでいて,思わず写真を撮った
ほど美しい景色を見せてくれた。
一番奥まで歩いた辺りに,小さな堤防が延びているところがある。

そこから,振り返るようにして,朝のチェファルーを描いてみた。


18.Apr.2011-05.Aug.2011. P6  ダーマートグラフ
画用紙  透明水彩


チェファルーの朝

シチリアのチェファルー(Cefalu)は,ティレニア海(Mare Tirreno)
に面した港町。長く延びている海岸沿いに旧市街が続いている。
ホテルの前の浜辺から海沿いに見える町並みを描いてみた。
朝の早い時刻,ほとんど人影もなく,薄明るくなった右奥から陽が上が
ってきた。
日本の太平洋岸に住んでいる自分の感覚では,海に向かって左手から
陽が上がってくるのが,当たり前になっているので,この辺りで見る風

景は,何か方向が狂ってくるようだ。


18.Apr.2011-05.Aug.2011ダーマトグラフ 透明水彩
P6   画用紙