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2008年12月24日水曜日

マルチェヅィーネの街並み


マルチェヅィーネは、港から城跡に向けて坂になっている。
港の辺りを暫らく散策してから、坂道を登っていくと自然に城跡にでる。石畳の道を歩いていくと急に視界が開けて、城門のあたりに行き着く。今では、博物館や小さな美術館になっている施設の入り口がそこにある。入場券を買って、いちばん上まで上りきると、城砦の石垣の下に広々と
したガルダ湖が広がって見える。幾艘かのヨットが滑るように湖面を過ぎていく。
避暑地として人気を集めている理由が分かるような気がする。南仏や南イタリアまでは遠すぎて足を伸ばせない旅行客にとっては、格好の場所になっているのかもしれない。三々五々、坂道を登っていく人たちの風景を描いてみた。


008.10.12.  P6 ダーマトグラフ   透明水彩

リーヴァの橋


リーヴァの湖畔にある美術館前の橋の風景。
橋の上では、先ほどから若者たちが何やら話しているようで、賑やかな声がここまで聞こえてくる。通りにある植え込みの柵の前からスケッチして、その場で色もつけて仕上げた。右手は、小さな公園のような広場になっていて、背の高い樹が鬱蒼と茂っているのが印象的であった。長い枝先が垂れ下がるように落ちてきて橋に届くかのような勢いに見える。
午後の日差しを受けて逆光の中に見える橋と手前の水とがコントラストになっていて描きたくなった場所のひとつだ。
朝と昼、夕方近くとで光の様子に応じて色合いが変化する。水辺のある風景は、いつ見ても惹きつけられるものがあるようだ。


2008.10.11.  F4  
 ダーマトグラフ  
   透明水彩

2008年12月19日金曜日

リーヴァのレストラン


イタリアで最大の湖・ガルダ湖の北端にある町リーヴァで3連泊する。
湖畔のホテルの南側の窓からは、湖を見通すことができるが、あまりの大きさでその全容はわからない。北側にはリーヴァの家並みと遠くに山並みが見えている。テラスからは、西側の山がまじかに迫っている様子がよく見えるが、あまりにも急勾配の斜面に圧倒されてしまう。湖岸との高低差がたとえようもなすさま゛じくあるのだから。
翌朝、早速、近くを歩いてみた。すぐ前に古城風の建物があり、現在は美術館に使われているようだ。その建物を取り囲むように堀が廻っていて水鳥の姿などもみかけた。このあたりは、北ヨーロッパ、特にドイツあたりからの避暑客が近年よくやってくるようである。
船着き場の近くにあるレストランに入って休憩した時に描いてみた。ちょうど、真向かいに旅行客らしい人たちが座って、食事をとっている。ここは、湖岸の通りから一つ中に入ったところで、人通りもなくて落ち着いた場所になっている。
アーチのついた石壁の上のあたりには、小さな連続アーチの飾りがあって、何かとても雰囲気の良い感じに見える。食事と会話を楽しむ人たちの頭上からは午後の日差しがさしていて、気持のよい時間が流れていた。

2008.10.11.  F6  ワットマン水彩紙  ペン  透明水彩


2008年12月12日金曜日

マルチェヅィーネの港Ⅱ


マルチェヅィーネの町では、4時間ほど過ごすことになったが、その間に町中を歩きながら、気に入ったところでスケッチをしてみた。小さな港の周辺がこの町の観光スポットのようで、大勢の人たちで賑わっている。
港から路地を北の方角へ少し歩くと、急な坂道が続いている。アーチの下を潜るように上にのぼっていって、振り返ってみるとアーチの奥に、ガルダ湖の湖面がわずかに見えるところがあった。急坂の石塀の中からは鮮やかな木々の枝葉が道の上を覆うようにのびている。その辺りで、べつに2枚スケッチを仕上げた。
それから、その急坂をさらに上がっていくと、崖の上に古びた城跡があって、現在は、美術館として利用されているようである。その古城の石垣からはガルダ湖に浮かぶヨットも見渡すことができた。
3時の船で戻るつもりでいたが、どうやらその船は急行のグレードだったようで、差額を払って乗ろうとした時には、早や船は出ていた。しかたがないので、港着き場から見える風景をもう一枚描くことにした。その時描いたのが、上の絵だ。おかげで、思い出に残る絵がもう一枚増えた。失敗も悪くはないものだと、その時改めて実感することができた。


2008.10.12.  F6
マーメイド水彩紙
 ペン透明水彩

2008年12月8日月曜日

マルチェヅィーネの港


イタリアでもっとも広い湖・ガルダ湖の一番北にある町リーヴァでは、3連泊してスケッチを楽しんだ。リーヴァは、それほど大きな町ではなく、一日かけて回ってみて充分な感じがしたので、翌日は、近くの港から遊覧船に乗り、湖畔の別の町を探検することにした。
ガルダ湖の北岸にあるガルドーネの町を目指すことにして、9時にはリーヴァを出発した。船外デッキでは風が強すぎて寒いので、中に移動したが、その日一番の船であったのか、殆ど乗客の姿がない。船はかなりのスピードで走るのだが、目的地のガルドーネには、なかなか着かない。
少し心配になって、置いてあった時刻表をみると、船で2時間ほどの距離にあることがわかった。このまま行けば、11時近くに着く予定だ。そこで、2時間ほど過ごしたとして、帰り道も2時間もかかるわけで、果たして夕飯の時間に間に合うかどうか。
時刻表を良く見てみると、ガルドーネからの帰りの船は、午後3時過ぎでないと無いことが分かり、急遽、次の停船地である、マルチェヅィーネで降りることにした。この町からは、1時間に2便ほど船が出ているので、遅れることもないはずである。あぶないところで、ガルドーネまで行きそうになってしまったが、こういうハプニングは、一人旅にはつき物で、それもまた旅をする楽しみである。

偶然にも訪れることになったマルチェヅィーネの町。ところが、思いがけず、素敵な所で、スケッチする場所がいたるところにあった。2時間のつもりが、その倍近くも居ることになった。隅々まで歩いても30分もあれば行けるような小さな町だったが、今回の旅でも特に思い出に残る場所の一つになった。

朝から日差しが強くて日に焼けるほどだったのを思い出す。船着場の近くにあるカフェでワインを飲みながら、船のある港の風景を眺めてスケッチした。その場で、色もつけて7割ほど仕上げてきた。

2008.10.12. F6  
マーメイド水彩紙  
ペン  透明水彩

赤い飾り窓のあるホテル


イタリア旅行6日目。ヴェネツィアで4泊してから、次の宿泊地リーヴァへ移動する途中で、ヴェローナの町に立ち寄った。
いつものように、グループから一人離れて、裏通りをあるいていると、思いがけず絵に描きたいと思う所に遭遇する。この時も偶然に見つけたという感じだ。そこは、ヴェローナのメインストリート
から、一つ裏道に入ったところで、ふと、行く手を見ると、赤い飾り窓が目に入ってきた。その色に引き寄せられるように路地にはいっていくと、小さなホテルの前に出た。
玄関のあたりで接客していたのがこのホテルのオーナーのようで、スケッチしている私のそばに来て、何やら話しかけてくる。片言のイタリア語で話してから、オーナーが中に入ったので、スケッチに集中して一気に下書きをかきあげた。
午後の日差しが斜め上から射していて、上り坂の建物を明るく照らしている。その色と飾り窓の色とが呼応しているようで、何か楽しい気分になってきた。
今回のイタリア旅行では、特に色彩自分の興味が引きつけられるようで、どの場所でも、鮮やかな色のコントラストばかりが目に飛び込んでくるような気がした。それが、いつものスケッチ旅行とは何か違っていたところだが、この場所で描いていた時も、その事を考えていた。

2008.10.10.  F6
ワットマン水彩紙
ペン 透明水彩

2008年11月30日日曜日

鐘楼の見える運河



ヴェネツィアのスケッチ、1日目は、ゴンドラのスクウェーロ(造船所)の近くで1枚描いてから、運河を西に向かって歩いてみた。最初の橋を右手に進み、迷路のように続く岸辺の道をゆくと、サン・バルバナ運河にであった。
遠くに教会の鐘楼が聳え立ち、運河の両側には沢山の舟が繋留されている。空の色が水面に映えて、午後の日差しの中で輝いて見えた。ここで描いたスケッチに色をつけたもの。
ヴェネツィアの沢山ある運河と橋の中でも、この辺りは、観光客の姿もなくとても静かだ。近くの路地で、遊ぶ子供たちの声や、岸辺をゆっくり歩きながら話に興じるお年寄りの姿などみかけて、普段の生活の様子を窺うことができた。

2008.10.8.  F6  
マーメイド水彩紙 荒目
 ペン  透明水彩

広場のある風景



ヴェネツィア最後の日は、一日中歩きとおしてすっかりくたびれてしまい、サンタ・マルゲリータ広場で一休みしたのを思い出す。
午後も遅い時間になっていたせいか、広場には、三々五々、人が集まってきて、それぞれが思い思いに時を過ごしているようにみえる。


夕刻、広場に集まってきて漫ろ歩きするのをイタリアでは、「パッセンジャータ」と言うのだそうだが、さしあたり日本ではこのような習慣はない。強いて言うなら、日本の「お祭り」や「縁日」に、三々五々、人々が連れ立って歩くのに似ているような感じを受けた。しかし、かなり違うと思われるのは、広場に集まってくる人々が殆ど家族のように顔見知りの中で、挨拶を交わしながら冗談を言い合ったり、一日の出来事など語り合ったりしている姿だ。
広場を中心にして出来上がっている共同体的な生活のスタイルが、その歴史的な裏づけとともに色濃く残っているのではないかと思う。
日が落ちて辺りが暗くなってくる頃からは、観光客の姿もめっきり減って、昼間とは違う雰囲気につつまれてくる感じがして、いつまでも広場を立ち去りがたかったのを思い出す。


2008.10.09.  F6 
   ワットマン水彩紙
    ペン  透明水彩

2008年11月27日木曜日

ヴェローナの路地裏



タリア旅行6日目。ヴェネツィアで4泊してから、次の宿泊地リーヴァへ移動する途中で、ヴェローナの町に立ち寄ることにした。11時過ぎにヴェローナに着き、川岸のレストランで昼食を済ませてから、旧市街の街中を歩きながらスケッチを楽しんだ。
グループから一人離れて、裏通りをあるいていると、思いがけず絵に描きたいと思う所に遭遇した。細い路地裏に
店を出しているレストランの明かりが漏れていて、その向こうには教会の鐘楼が屹然と聳えている。手前の建物のオレンジ色の壁に光が当たって、濃い影をつくっている。
路地の奥には向かいの建物の色を映している暗い家壁も見えていて、何か特別の雰囲気を醸し出しているようにも見えた。
今回のイタリア旅行では、特に色彩自分の興味が引きつけられるようで、どの場所でも、鮮やかな色のコントラストばかりが目に飛び込んでくるような気がした。
それが、いつものスケッチ旅行とは何か違っていたところだ。

2008.10.10.  F6   
ワットマン水彩紙  
ペン  透明水彩

ゴンドラの渡し船



ヴェネツィアの3日目は、リアルト橋の北側の界隈を巡り歩いて、スケッチを描いた。   
昼ごろに、ゴルドーニの家のあたりを歩いていると、大運河に架かるゴンドラの渡し船乗り場に行き当たった。その近くでスケッチしてから、この渡し船に乗ってみることにした。
客は誰もが立ったままで乗船するのが
この土地の流儀で、わたしも真似してみたが、大運河を通るモーターボートなど大きな船の波が打ち寄せて揺れるのでなかなかコツがいる。お年寄りの中には、座って乗船する人もいたが、土地の人たちは流石に慣れていて、危なげなくのっている。
片道が1ユーロの半分の代金で、往復しても1ユーロで乗れる。ヴァポレットも便利だが、この渡し船もなかなか人気があるようだ。大運河に3箇所ほど運行されているようで、地元の人の足として利用されている。

2008.10.09.  F6  
  ワットマン水彩紙   
  ペン  透明水彩

2008年11月22日土曜日

サン・ジャコモ教会


ヴェネツィアでの3日目は、朝から霧がかかっていて辺りの様子がはっきり見えないほどだった。サン・マルコ広場に近い乗り場からヴァポレットに乗り、一路リアルト橋をめざした。着いてみるとリアルト橋の半分ほどが霞んでいるような状態で、霧は一向に晴れる気配がないようだ。
「ワインの岸辺」と呼ばれている運河沿いの道をいくと、それぞれの店先でテーブルや椅子の準備をしたり、岸付けされた船から品物を運び入れる人の姿が活気を帯びてみえた。岸辺から北に抜ける小さな路地を巡ってみると、通路にせり出した隊商宿の建物などが続き、その昔アフリカやイスラームの世界から交易で訪れていた人たちの名残をとどめている一角をみた。
リアルト市場は、当時ヴェネツィアの中心にあって、経済活動をいってに担っていた一大拠点として、ヨーロッパにも影響を及ぼすほどであったという。サン・ジャコモ教会の建物や時計などにもそれが偲ばれる。回廊が市場を取り囲むように造られていて、手形交換所や両替所(現在の銀行)などの事務所がその中に立ち並び、大層な繁栄をもたらしていたようだ。
そんな歴史を今に伝える広場で描いてみた、その日の一枚目だ。

2008.10.09.  F8   
オリオン・ソフトウーブ水彩紙
   ペン  透明水彩

大運河沿いの館



ヴェネツィアでのスケッチ旅行2日目の夜には、ホテルに近い所を散策しながらスケッチを楽しんだ。この季節、午後5時を過ぎると、すっかり暗くなってしまうが、ヴェネツィア本島の主だったところでは、観光客が多いせいもあってお店が遅くまでやっていて、その明かりが路地にも広がり結構ものが分かる程度には見える。
特に建物などシルエットのようになっていて、余計なものが見えないので、スケッチするには良いところもある。大運河沿いの館や、路地裏、広場なども描こうと思えばいくらでも描ける条件があるのだ。今回の旅行での収穫の一つだ。
この絵は、大運河に架かるゴンドラの渡し船乗り場から、東側の岸辺に立つ館を描いてみたものだ。手前の船の辺りや、岸辺に続く1階の部分は、細部が殆ど見えない。しかし、昼とは違うヴェネツィアの顔を見たような思いで、ペンを走らせた。
細い運河から洩れて来る光が印象を強くして、とても幻想的であった。


2008.10.07.  F6  
 マーメイド水彩紙   
 ペン  透明水彩

2008年11月20日木曜日

水辺の出入り口をもつ建物



サンテ・ジョバンニ・エ・パウロ教会に通じるあたりに、サン・ジョヴァンニ・ラテラーノ運河と、もう一つの運河が合流する箇所がある。そこに架かっている橋の辺りで、ちょうど、なにやら撮影が始まるようで、カメラを持ったスタッフが忙しそうに動き回っている。近くには煌びやかな衣装をまとった女優らしき人も待機していて、本番までの準備が進んでいる。
スタッフの中で、とりあえず急ぎの仕事が無いのか暇そうにしている若者が声をかけてきた。聞けば、撮影現場のデザイン画(?)を描く人のようで、撮影に使う現場の見取り図と配置図のようなものを見せてくれた。イタリア人ではなく、インドかパキスタンの辺りの人のようだ。
私が水辺の風景を描いているのを先刻から眺めていて、しきりに感心して、「貴方はマエストロか」と尋ねてきたので、「そうではないが、絵を描きながら旅している」と返事を返すと、握手を求めてきたので、私も手を伸ばしてかたい握手。
絵が好きな人は、どこにでもいるものだ。彼の描いたスチール画は、なかなかの出来栄えだった。


2008.10.08.  F6  
 マーメイド水彩紙  
 ペン  透明水彩


サンタ・マリーナ広場の露天商



ヴェネツィアでの3日目、午後から東の地区を巡りながらスケッチを楽しんだ。
迷路のように入り組んだ路地を歩きながら、幾度か橋を渡って行くと急に視界がひらけて、広場に出た。地図を見ると、どうやらサンタ・マリーナ広場のようだ。
歩き疲れていたので、広場のカフェで休むことにした。ちょうど前に露天商が野菜や果物などの商いをしているのが目に付いた。いす席に座りながら、その場から見える風景を絵にしてみることにした。緑色のテントの屋根と、買い物をする女性の服が鮮やかなコントラストをしていて描きたくなったからだ。
座って描くと目線が低くなって、また、違ったものが見えてくるように感じた。

2008.10.08.  F6   
ワットマン水彩紙
ペン  透明水彩

2008年11月16日日曜日

隘路に繋がる広場



ヴェネツィア2日目は、午後から東の地区を散策しながらスケッチを楽しんだ。
ヴェネツィアには、沢山の小さな島があり、それぞれが橋で結ばれているが、それぞれの島ごとに必ず広場(カンポ)があり、居住する人々の憩いの場所になっている。夕刻ともなれば、三々五々連れ立って広場に集まり、挨拶を交わしては談笑したり、バールでオンブラ(ワイン)を飲みながら楽しいひと時を過ごすのが日常になっている。日々の生活を楽しんでいる地元の人たちの姿が、そこにはある。
とりわけ、元気なお年寄りの姿が目に付くように感じた。


2008.10.8.  F6  
ワットマン水彩紙
ペン  透明水彩

サンタ・マリーナ広場付近の運河



ヴェネツィア一日目は、午後路地裏の通りを散策しながら、迷路のような町並みを楽しんだ。その中でも、お気に入りの場所が、この運河だ。歴史を感じさせる古い建物が立ち並ぶ運河沿いの道は、どこを見ても描きたくなるような風情のところばかりで、夢中になってペンを走らせていたように思う。
夕刻近くなり、日も翳ってきた運河の様子は、言葉にならないような色に染まり、溶け込みそうな気配を見せていた。色数を抑えて、その時の印象を表現してみた。

2008.10.8.  F6   
マーメイド水彩紙 荒目
  ペン  透明水彩

2008年11月15日土曜日

リアルト魚市場裏の運河



ヴェネツィア4日目は、朝から霧がかかっていて曇り空の天気だった。サン・マルコ広場の船着場から水上バス(ヴァポレット)に乗って、リアルト橋を目指した。案の定、橋は霧の中に包まれていて、その全容は見えず、大運河(カナル・グランデ)の水面も定かでないほどだった。
ワインの岸辺を歩きながら、細い路地を巡って、古の隊商宿の面影をたのしんだ。一回りしてから、リアルト市場の面影を残す、サンジャコモ教会の辺りから、魚市場を周辺を散策した。朝早くから、野菜や果物を売る市が立っていて、大勢の買い物客で賑わっていた。隣にある魚市場でも、近海の海で取れた海産物が所狭しと並べられていて、見たことも無いような魚介類の姿を目にした。価格も比較的安いように思う。
きちんとした身なりをして地元の人たちが店の主と談笑しながら買っていく姿を眼にした。この辺りは、イスラームからの物品も陸揚げされて取引されていた歴史もあり、活気と猥雑さの中に人々のエネルギーを感じさせるものが残っているように思う。

2008.10.09.   F8   
オリオン・ソフトウーブ水彩紙
   ペン   透明水彩

夜の小道



ヴェネツィアの夜景を描きたいと、裏通りを歩いていると、店の明かりが外にもれて、前の通りや橋や運河の辺りを照らしている所にであった。月は出ていないが、建物の屋根の辺りまでうすぼんやりとシルエットになっているのが見える。
サン・マルコ広場から、ほんの少し外れただけなのに、人通りも殆ど無くて、ひっそりとしているその橋を老婦人が渡っていく。近くのバールらしい店からは賑やかな人声も響いてきて、ヴェネツィアの夜は暮れていく。

2008.10.8.  F6  
 ワットマン水彩紙
 ペン  透明水彩

2008年11月13日木曜日

赤い家の見える運河


イタリア旅行、ヴェネツィアでの2日目。午後はバルバナ運河のあたりまで散策して、2枚ほどそこでスケッチしたものの1枚。小さな橋を幾つか越したところで、急に視界に赤い建物が飛び込んできた。一つ向こうの橋の奥に見えるその建物が描きたくなってスケッチブックを広げた。
左手の建物の壁はは弧を描くように湾曲していて、その辺り一帯が暖色系の色に包まれているように感じたものだ。とっておきの場所を発見したような興奮に包まれて、幸せな気分に浸りながら、ペンを走らせた。


2008.10.8.  F6   マーメイド水彩紙 荒目   ペン  透明水彩

2008年11月11日火曜日

サン・トロヴァーゾ付近の運河


2日目は、ホテルに近い乗り場からヴァポレット(水上バス)に乗り、アカデミア橋で降りて、サン・トロバーゾ運河に行くことにした。運河に沿って南に進むと、やがてゴンドラの造船所が見えてきた。この辺りは、観光ポイントの一つのようで、とても賑わう所のようだが、まだ、朝早いこともあってそれほどの人出ではない。
さっそく、造船所の裏手に回って、船が係留してある館の前で、描いたみた。その場で、色をつけていると、私の立っていた玄関の家の主が出てきて、「この辺りはいい所でしょ。」と話しかけてきた。私も、片言のイタリア語で挨拶を交わすと、その女主は、ニコニコしながら、先に見える橋を指差して、「あそこで描いてみるといい。」と、勧めてくれた。描き終えて時間をみると、もう昼時になっていた。

2008.10.8.  F6
モロー水彩紙 中目
 ペン  透明水彩

サン・モイーゼ広場付近の運河


イタリア旅行2日目は、ヴェネツィアで泊まったホテルの直ぐ近くにある運河を描くことから始まった。前夜、ローマ広場の近くから水上タクシーに乗って着いたのがちょうどこの右手の広場だった。運河に架かる橋の上から、まだ明けきらない運河を見渡すと、突き当りの辺りが白々として、なにやらマリア像のようなものが飾られている壁が見えてきた。水面に映る建物の影が緩やかに揺れて見える。まぎれもなく、ヴェネツィアにいるのを実感した朝だった。

2008.10.8.  F6  
マーメイド水彩紙 荒目
  ペン  透明水彩

2008年11月10日月曜日

ブラーノ島の町並み


イタリア旅行3日目は、朝からヴァポレット(水上バス)に乗って、ムラーノ島とブラーノ島に足を伸ばした。舟で1時間弱の行程の予定だったが、何かその日だけ規制があって大回りしなければならず、2時間近くかかってしまった。
ムラーノ島は、ヴェネツィアンガラスの工房がある所として知られているが、私たちの目的がスケッチ旅行であったので、一通り見た後、ブラーノ島まで行って時間を取ることになった。ブラーノ島の家々は、とてもカラフルな色に彩られていて、本島とは違った雰囲気をもっている。漁業とレース編みの島として知られている所だ。メインストリートの町並みは、土産物の店などで賑わっているが、路地を曲がって裏手に回ると、洗濯物など干してある軒下が続いていて、島に住む人たちの生活の様子を垣間見ることが出来た。


2008.10.8.   F8
オリオン・ソフトウーブ紙 中目
   ペン  透明水彩

第五回加藤正三郎水彩画展 開催中です!


                              サン・マルコ寺院  F6

2008年の10月6日より、ヴェネツィアとリーヴァにスケッチ旅行に出かける。

ヴェネツィア本島に4泊して近くの島も見てきたが、やはり、本島の街並みがひときわ魅力的であった。この絵は、泊まったホテルに近いサンマルコ広場で描いたものの一枚。観光客で賑わうサン・マルコ寺院の前で、スケッチしたもので、私にとっては、忘れられないひと時だった。

夕暮れになると、広場に面したカフェに楽隊が出て、素敵な曲を聞かせてくれた。向かい合わせで、二つの楽隊が演奏していたが、どちらも互いに邪魔になることがなく、周りを取り囲む聴衆を魅了して、夜遅くまで賑わっていた。サン・マルコ広場の大きさを実感した出来事だった。

早朝と、人影が少なくなる夜半の広場が、とても幻想的で、忘れられない思い出のひとつだ。


2008.10.7.  F6 
モロー水彩紙  粗目
  ペン  透明水彩

2008年10月16日木曜日

『第五回水彩画展』を開催します!



    「第五回 加藤正三郎水彩画展」を、
     
次の予定で開催いたします。

   今回は、「ヨーロッパの町並と風景」と題して、下記の日程
   で開催いたします。この10月にイタリアを旅して描いた作品
   を中心に展示いたしますので、どうぞご覧ください。

   ホームページ等で私の作品をご覧くださっている方も、お近
   くでしたら、どうぞ、お出かけください。期間中は、会場におり
   ますので、お声をおかけください。
   お待ちいたしております。


   ・とき    2008年11月11日(火)-11月16日(日)

          
AM 11:00-PM 6:00  最終日はPM 4:00まで
             

   ・ところ
     ギャラリーベルハウス
                   東京都東村山市栄町2-27-4
                   TEL 042-396-8763

    最寄り駅 高田馬場より西武新宿線 久米川駅南口下車5分
               急行・準急 本川越か新所沢行き30分




2008年10月3日金曜日

2008年9月30日火曜日

ブラーノ島2


2008.9.29.  B5    ケント紙極厚口(ホルベイン)  B5  ダーマトグラフ  透明水彩  ペン



2008年9月27日土曜日

2008年9月26日金曜日

ムラーノ島2


2008.9.26.  F6  BBケント紙 細目   鉛筆  透明水彩  ペン

2008年9月25日木曜日

ムラーノ島


2008.9.25.  F6  BBケント紙 細目  パステル  透明水彩  ダーマトグラフ

2008年9月21日日曜日

イン川沿いの町(オーストリア)


オーストリアのイン川沿いにある街・ラッテンベルグを訪ねたときは、あいにくの雨模様。
車を降りて前方、左側にイン川が流れ、その右手に広がるラッテンベルグの街。土手の木立の向こうに街の教会が見え、その佇まいの美しさに思わず目を奪われた。この河畔の道を歩いたら、どんなにか気持ちの良い風が吹くだろうか。

2008.9.21.  F6  オリオン・ソフトウーブ紙 コンテ  透明水彩  ダーマトグラフ


2008年9月19日金曜日

ヴォルフガング湖


オーストリアのザルツカンマーグート地方の湖の一つ。
湖畔にある「白馬亭」という所でお昼を食べて、湖畔で一休み。湖畔に沿って歩いていくと、ボートハウスがあって、大きなヨットがつながれている。なんとも良い眺めで、大急ぎでスケッチブックを取り出して一枚描く。その時のスケッチを元にして、改めて描き起こしたもの。
0.8mmの細いペンで下書きをして彩色。ストロークを重ねて明暗を表現してみた。

2008.9.19.  F4  セヌリエ300g 細目 ペン  透明水彩


ザルツブルグ城の眺め


オーストリアのザルツブルグを訪ねた時のスケッチを、最近仕上げたもの。
ザルツブルグのミラベル庭園からを城を見上げた眺め。庭園の花壇に花が咲き広がり、噴水の向こうにくっきりと城の姿を見ることが出来た。このあと、正面の木立の間を通って、ケーブルに乗り城まで上がって、市街の景観を一望する。
「サウンド・オブ・ミュージック」の舞台としても使われた場所も訪れることができた。あいにくの雨模様だったが、忘れられない思い出が幾つもあり、また、訪ねてみたい街だ。

2008.9.19.  F4  モロー水彩紙 粗目  コピック・スケッチペン  透明水彩





古伊万里の里


長崎への旅。2日目は、古伊万里の里を訪ねて、佐賀県まで足を伸ばしました。高速を使っても2時間以上もかかり、昼前に、ようやく着きました。
古くからの窯元が軒を連ね、時代がタイムスリップしたかのように静かで時がたつのを忘れます。この日も、酷暑で、戸外は30度をはるかに越えているような暑さでしたが、店の中は冷房が利いている所もあって、ほっとします。古伊万里の青と、赤の色が、とても味わい深く、どれも買い求めて帰りたくなるような気持ちになります。
妻が、焼き物を見ている間に、私は、スケッチ三昧の時を過ごしました。帰ってから、最近、色をつけて仕上げたものです。

2008.9.16.  P6  ダーマト 透明水彩  白のガッシュ


2008年9月16日火曜日

ヴォルテッラの城門(イタリア)

2008.9.16.  F6  
  オリオン・ソフトウーブ  
  鉛筆  透明水彩  ペン


日比谷見附跡


1月半ほど前に、日比谷公園の心字池をスケッチに行った時の1枚。
この石垣は、日比谷御門の石垣の一部だったもの。江戸城の外郭城門の一つで当時は、この辺りに城へ登城する者を調べるための日比谷見附があったそうだ。
石垣の西側には堀が続いていたが、その面影は、今の「心字池」に僅か残っているばかりだ。東京の都心近くに400年余り前の雰囲気を伝えるものがあることに驚かされる。

2008.7.28.スケッチ  2008.9.16彩色  P6  ダーマトグラフ  水彩  ペン

2008年9月15日月曜日

雨後の新宿御苑


新宿御苑で「スケッチ会」がある予定だったが、あいにく朝からの雨。
家を出る時間には少し止んできたので、思い切って出かけてみる。約束の時間には殆どあがって、これなら出来るかなとおもったが、結局中止になった。
せっかく来たので、園内を散策しながら、気に入ったところで立ち止まってスケッチを楽しむ。描いていると、蚊にさされてあちこち痒くなってしまった。ダーマトを持っている右手は、動かしているせいか刺されず左手や足元の被害がひどい。短時間でも、寄ってきては繰り返し攻撃してくるので、5~6枚描いて退散することにした。
家に戻ってから、色を伸せペンで加筆する。

2008.8.24.  P6  ダーマトグラフ  透明水彩  ペン


2008年9月14日日曜日

ヴォルテッラの家並み


2008.9.14.  F6  オリオン・ソフトウーブ  ペン  透明水彩



2008年9月11日木曜日

グラバー亭


長崎旅行の3日目に市内をまわる。
朝方にグラバー亭に上がり、邸内を散策して歩く。この3日間は、どの日も日差しが強くて、この日も午前中から30度近くも気温があった。歩くと汗が引かず、グラバー亭の中の木陰が何よりの涼み所だった。
妻は、近くの写真館で、洋装に着替えて写真を撮りたいということで、その間に、写真館の前の風景をスケッチした。南側の方に向かって坂になっている小道に、樹木の陰が落ちていて、この中に入ると、>2度くらいは涼しく感じる。彩色する時間は無かったので、持ち帰ってから仕上げる。
洋装の妻は何か別人のようで、可笑しかったが、笑うわけにもいかず、とりあえず記念写真を撮って、近くの洋館をその姿で少し回ってみた。さすがに恥ずかしいと言いながら、それでも、ご満悦ではあった。
グラバーさんにあやかって、明治の雰囲気をしばし味わったようだ。

2008.9.11.  P6  ダーマト  
 透明水彩(トランヴェール)

2008年9月9日火曜日

めがね橋(長崎)

7月22日から、2泊3日で長崎へ出かける。3日目に長崎市内を見て回ったが、宿に近かったここは、あまり時間をとって見ることができなかった。眼鏡橋は、日本最古のアーチ形の石橋で、建造当時(1634年)は、興福寺の参道の一部とされていたようだ。橋の下を流れる中島川に映る姿から名前がついたという。土手から下に降りられるようになっていて、遊歩道のように歩くことができる。水鳥や魚なども泳いでいて、都会の中にあって、尚人々の憩いの場所になっているようだ。

橋の右手のたもとに長崎カステラの「老舗」の店がある。暑い日で、そこで頂いたお茶がとても美味しかった。店の人に案内されて、石造りの土手の壁のなかに、ハート形をしている石がはめ込まれているのを教えてもらった。旅の思い出に幸せにあやかる若いカップルにとっての名所にもなっているそうだ。

これは、2日目の朝にスケッチしたものを旅行からもどって最近仕上げたもの。

2008.9.9.  P6  ダーマトグラフ  透明水彩




2008年8月16日土曜日

サントリーニ島


ガッシュの練習を兼ねて、ギリシャのサントリーニ島の資料をもとに、描き起こしたもの。
実際の風景とは、色彩など変えて仕上げた。

この辺りは、崖の斜面に洞窟型の家やホテルなどが立ち並び、特別な雰囲気をもった景観をつくっている。ここから見る夕景色も有名なところで、訪れる人が後を絶たないようだ。

紺碧の海と教会の青いドームが響きあい、お伽噺のような世界が広がっている。

2008.8.16.  31×41cm
アルシュ紙 Rough 185g
   鉛筆  ガッシュ

2008年8月15日金曜日

戸田港の灯台2


戸田港の灯台を東側から見た眺め。
水面のきらめきと、水の色が例えようも無く鮮やかで、鏡のような面に小さな波が漂って、深みのある色を見せている。全体的に、寒色で、そろえようと意識して色をおいてみたが、あの海の色には、まだ及ばないところが、もどかしい。
戸田漁協裏手の小さな堤防のあたりは、どこから見ても描いてみたくなるポイントがあって、時間がたつのも忘れてスケッチを続けた。

2008.8.1.  F6   オリオン・ソフトウーブ紙  中目  170kg
パイロットレタリングペン  透明水彩(トランヴェール

2008年8月14日木曜日

戸田港の灯台


戸田漁港の裏手には、堤防で囲った小さな港がある。
その堤防のはずれに、灯台らしきものが建っていて、この辺りは地元の人の釣り場ポイントになっているようだ。夕方と早朝が、絶好の時間帯で、親子連れの釣り人が堤防の上で糸を垂れている。
日没時まで粘ったら、きっと夕焼けが綺麗に見えただろうが、2~3枚スケッチをして宿に戻ることにした。岸壁の上から水面を透して小魚が群れているのが良く見える。西伊豆の海は、透き通った水質で、30年の歳月にも変わっていないように見える。
堤防とその後ろに続く山の姿を映して、ゆらゆらと煌く漁船の姿が印象的で、描いて見たくなった風景だ。

2008.8.1.  F6  オリオン・ソフトウーブ紙  中目  170kg
パイロットレタリングペン  透明水彩(トランヴェール)

西伊豆 戸田港


8月1日から、西伊豆へ海水浴にでかける。
沼津から高速を降りて1時間、戸田の手前に井田という小さな集落があり、其処へ泊まる予定だ。井田の港は、ダイビング客の小さな港になっていて、私たち子供連れの海水浴には不向きなところであった。サイトで見た様子と、実際はかなり印象がちがっていたので、一日目は、近くのビーチで海水浴を楽しむ。
宿について、夕飯までは、まだ時間があったので、車を飛ばして15分ほどの戸田に行ってみた。こちらは大きな町で、漁協の近くにはフェリー乗り場もあり、民宿も軒を連ねている。
漁協の近辺で数枚描いたうちの一枚。

2008.8.1.  F6  オリオン・ソフトウーブ紙 中目 170kg
パイロットレタリングペン  透明水彩

2008年8月3日日曜日

西伊豆 西浦付近2


同じ浜辺で、東側を描いたもの。
護岸してあるあたりまでは、背が立つ深さだが、その先は足が届かなくなる。ロープの渡してあるところまでが、遊泳できる範囲のようだ。
西伊豆の海岸は、磯になっているところが多く、ダイビングや釣りの名所もいたるところにある。東伊豆に比べると、砂浜の海岸が少ないので、こうした人工のビーチも人気があるようだ。沼津から戸田にかけて、いくつか海水浴場があり、近いこともあってどこも賑わっていた。


2008.8.1.  P6  ダーマトグラフ  透明水彩

西伊豆 西浦付近1


西伊豆へ一泊の家族旅行に出かける。
一日目、沼津で高速を降りて、一時間ほどで西浦の「うららサンビーチ」に到着。   
ここは、白砂を運んで作った人工のビーチのようだが、波が静かで、小さな子が泳ぐにはうってつけの所だ。5才の孫は、さっそく水着に着替えて海へ。
砂浜の波打ち際に車がとめられるので、浜辺は直ぐ目の前。水遊びをするのを眺めながら、浜辺の様子を描いてみた。

水の透明度が高く、小さな魚が泳いでいるのが見えるほどだ。


2008.8.1.  P6  ダーマトグラフ  透明水彩 

2008年7月31日木曜日

日比谷公園 心字池2


池の西側の辺りに東屋があり、そこから石段を降りて、池の端から描く。
正面にレストランの建物と白い柵が見えていて、午後の日差しが照りつけてくる。これが描き終わったら、あのレストランで一休みしようと考えながら、描き上げた一枚。
午後二時を回った頃で、辺りには人影が見えなくなっていた。
2008.7.28.  P6  ダーマト  透明水彩

日比谷公園 心字池


暫らくぶりに日比谷公園に行く。確か、学生のとき以来なので、40年ぶりになるだろうか。
噴水の池があったのは記憶にあるが、野外音楽堂や図書館を見る勇気が出なかった。おそらく変わってしまったであろう、その姿を見たくないような気持ちになっていたからだ。
「心字池」というのは、公園の南東の一角にある。交番の裏手に、堀に使われた石垣が残っていて、その下が池になっている。公園を造成するときに、「心」の形に擬えて設計したものらしく、そう呼ばれている水辺だ。
昼時になると、近くのOLが池に面したベンチに座って握り飯をほおばる姿を目にした。木々の茂みに覆われて、此処だけは都会のオアシスといった場所なのかもしれない。
池面に時々鯉の跳ねる音が聞こえてくる。静かな時間が流れていた。

2008.7.28.  P6  ダーマトグラフ  透明水彩 

2008年7月17日木曜日

ブリュッセルの裏通り

2005年の夏に訪れたベルギーの町、ブリュッセル。
中心にある広場グランプラスから、一つ裏の通りに入った辺り。魚介類を食べさせるレストランが軒を連ねている。まだ、朝方で、人通りも無く閑散としているが夕暮れ時からは、人通りが絶えず、遅くまで賑わっている。
昨晩は、名物のムール貝をたっぷりと楽しむことができた。
現地でのスケッチを元に、下書きなしで、インクとペンで描き、後から色をつけて制作したもの。

2005年制作  51×72cm 
ミューズ水彩紙  インク  ペン  透明水彩 

2008年7月7日月曜日

オビドスの町並み(ポルトガル)

2005年の冬に、友達と一緒にポルトガルを旅行した時に訪れた町、オビドス。

緩やかな坂道を上がっていくと古い城さいがあり、今はレストランになっている建物の上に上がると城壁から町全体が眺められる。ポルトガルは、なぜか、どの街も何かうら悲しいような雰囲気があり、ひっそりと静かな佇まいを見せているところが多い。かつて、海洋国家として世界に羽ばたいていた時代もあったが、その当時の跡を今に伝えているものがある。

町全体が一つの道に繋がっていて、ゆっくり歩いても30分ほどの小さな町だ。冬の陽だまりの中に立っていると、午後の日差しをうけて輝く壁の白さと、オレンジやブルーに縁取られた家がとても美しい。

2005年制作  73×52cm  
ファブリアーノ水彩紙  鉛筆  透明水彩